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  • 2015.11.16 Monday
  • 23:47
ITmedia Mobileで面白い連載が始まった。

彼女はiPhoneを使いこなせない 〜嫁とスマホの100日間戦争〜
ITmedia Mobile 11月15日(日)6時10分配信

「スマホは便利。初心者でも直感的に使いこなせる」ってホントか? “超アナログ人間”の妻に最新iPhoneを渡し、その様子を観察してみることにした。彼女とiPhoneの悪戦苦闘の日々が始まる!

 「スマホは多機能で便利。一度使うとガラケーには戻れない」「直感的に操作できるので、取扱説明書なしでも自然に操作が身につく」

 一般にはそう言われているが、本当にそうだろうか?
 使いこなせているのはITリテラシーの高い、ガジェット好きなコアユーザーに限られるのではないかと私は踏んでいる。確かにスマホユーザーは増えた。だが、そのポテンシャルを最大限まで引き出せず、機能をフル活用できていないユーザーも多数存在すると思う。
 スマホは個人に強く密接した機器であるため、使い方が極めて属人的になる。非効率でトンチンカンな使い方をしていても、外部から指摘を受ける機会がない。よって、スキルに大きな差が生まれるのだ。

●半年持たずに、iPhoneからガラケーに戻った父

 個人的な話になるが、父(74歳)が4年ほど前にiPhone 4を購入し、半年持たずにガラケーに戻ったことがある。購入直後に画面を見せてもらって驚がくしたのだが、使っている機能は電話とメールのみ。「1回もアプリをダウンロードしたことがない。どこから持ってくるのかも、その方法も分からん」とのこと。もちろん、App Storeの存在も自分のApple IDも知らなかった。
 インストール方法を教え、一件落着。だが、数カ月後に画面をのぞいて再度驚がくした。オセロと将棋のアプリだけが並んでいた。父のスマホは「(電話もできる)手のひらサイズのオセロマシン」以上でも以下でもなかった。「大して使っていないのに、月額料金は元のケータイより高いんだよなあ」とぼやいていたが、案の定、数カ月後に使い慣れたガラケーに戻ってしまった。

●スマホは本当にユーザーフレンドリーなのか?

 「知識もないのにスマホに手を出すから」と笑うのはカンタンだが、ちょっと待ってほしい。ユーザーフレンドリーな操作性をうたうのであれば、ITリテラシーの低い人でも難なく使いこなせてこそ、だと思うのだ。使えない人を笑いの対象にするのではなく、“操作でつまずく瞬間”や、“おっくうに感じてガラケーに戻りたくなる原因”を検証するほうが、気付きも多いし、よほど建設的ではないだろうか。
 そんなことを考えていた矢先、事件は起こった。
 普段あまりモノを欲しがることのない妻に、こう切り出されたのだ。
 「……あたしもiPhoneが欲しいんだけど」

●“超絶IT音痴”な妻

 妻がiPhoneを欲しがることがなぜ事件なのか、説明しよう!
 妻はデジタルガジェットとは無縁の超アナログ人間。唯一持っている機器はガラケーで、それも使う機能はメールと通話のみ。携帯音楽プレーヤーもデジカメも所持したことはないし、ガラケーのカメラすらほぼ使わない。書籍は紙でしか読まない派。というか、電子書籍の存在を知っているのかどうかさえ疑わしい。
 インターネットには辛うじて(自宅の初代iPadで)触れているが、使用時間は1日10分くらい。FacebookとTwitterの違いも知らず、LINEとメールの仕組みも分からない。2ちゃんねる発の怪しい情報ををそのまま信じてしまうようなピュアな一面(?)も持つ、完全無欠のアナログ人間である。
 ガラケーひと筋でこれまで生きてきた主婦が、いきなりiPhoneを使いこなせるとも思えないのだが、まずはスマホを欲する理由を問うてみた。

●指でシュッシュするのがカッコいい

 iPhone買って、何に使うの? 何をしたいの?
 メールと電話と……。
 ほかには?
 インターネットでいろいろ。
 ふだん、ネットほとんど使ってないよね?
 でも、iPhoneがあればいろいろ楽しいことができそう。指でシュッシュしてみたい。
 FacebookとかTwitterとかLINEとかInstagramとかしたいの?
 よく分からないけど、個人情報をネットにさらしたくないから、どれもヤダ。
 ニュースやブログやポッドキャストで情報収集したい?
 ニュースはラジオとテレビで事足りるし、知らない人のブログには興味ない。
 カレンダーで予定管理したい? 乗換案内とか地図を使ってあちこち出歩く?
 いや、予定は手帳に書く派。一人で遠出しないし、そもそも地図は読めない。
 高画質の写真を撮影したい? 動画をYouTubeとかVineにアップしたい?
 写真なんて撮らないし、撮っても人に見せたくない。
 ……。

●主婦がフェラーリを買うようなもの

 あ、レシピサイトは使いたい!
 自宅のiPadにクックパッドのアプリは入れてあるよ。レシピは自宅でしか使わないでしょ?
 ……そうだね。
 まさかゲームじゃないよね?
 うん、まったく興味ない。
 じゃあ、何のために必要なの……。
 だからメールとか電話とか……。
 メールと電話なら、ガラケーで十分だと思うんだ。キミがiPhoneを持つのって、自宅の半径5キロしか運転しない主婦がフェラーリを買うようなものじゃないかなぁ。

 一度はこのように切り返したのだが、タイミングの悪いことに妻のガラケーが壊れてしまった。妻は「iPhoneに機種変するなら今!」とばかり、“買ってくれオーラ”を飛ばしてくる。
 「ガラケーでよろし!」と押し切ることもできたが、ふと冒頭の父親の件を思い出した。

●そこまで言うならiPhoneにしようか?

 もし妻に最新iPhoneを渡したらどうなるだろう。手も足も出ず、早々に音を上げるかもしれない。あるいは、水を得た魚のように使いこなすというミラクルが生まれるかもしれない。賭けではあったが「どちらに転んでも、これは興味深い実験になる!」と確信した。
 折しも、新型のiPhone 6sと6s Plusが登場したばかり。買い替えタイミングとしてはバッチリだ。

 そこまで言うなら、iPhoneにしようか?
 本当? やった! うれしいー!
 じゃあ幾つか確認するよ。iPhoneって、取扱説明書が同梱されてないけど、いい?
 えっ……じゃあどうやって使うの。
 いじっていれば自然に身につくし、分からなければ検索して調べる。
 じ、自分で解決するしかないのね。
 基本、自分で何とかするしかない機械だよ。何GBのモデルがいい?
 ぎが???
 ……気にしないで。16じゃ心細いから、64GBにしよう。
 スマホとかネットの世界って、得体のしれない横文字をよく使うよね? ちょっと不安かも。
 幾つか用語テストしてみようか……じゃあ、ブラウザってなに?
 ネットを見るやつ!
 雑極まりない回答だけど、まあいいでしょう。スクロールは?
 ページを上げ下げすること!
 正解。じゃあWi-Fi。
 無線でネットにつながることじゃなかったっけ?

●最もデジタルに程遠い妻が、最新iPhone 6sオーナーに

 そうね。次はiTunes、Apple ID、LTE、テザリング、Siri。
 尻?
 Bluetooth、iCloud、App Store。
 ぶるー? くらうど?
 タップ、ダブルタップ、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト。
 ごめん、何言ってんのかわかんない。
 ……。
 ……。
 先が思いやられるが、大丈夫か……。
 多分……(汗)。

 かくして、我が家で最もデジタルに程遠い妻が、私と息子(共にiPhone 5s)をすっ飛ばして最新のiPhone 6sオーナーになることが決まった。なにこの逆転現象。
 iPhone 6sのテレビコマーシャルを見ては、「こ、これがもうすぐあたしの手に……。必ずや、使いこなしてみせるわ……」とかなり緊張気味につぶやいている。さて、どうなることやら。

※フォント太字は出典に基づく

外を出歩いてiPhoneを手にしている人に出会わない確率は、降水確率90パーセントのときに傘を使わずに済む確率をしのぐのではなかろうか。そのくらい普及している。しかし、有用に使えているかどうかは別のようである。

混雑時の電車では否応無しに他人のスマートフォンが見えてしまうのだが、フリック入力ではなく連打で入力していたり、殆どのアイコンの右肩に赤丸がついていたりする。スムーズに動かしている人を見つけたと思えば、ゲームだったりする。ニュースを読んでいる人は滅多に見ない。書店がなくても平気な人が大半を占める自治体の鉄道なので、寧ろ当然の光景なのかもしれない。

源流は米国防省のARPANET(アーパネット)である。有事に対してのリスク分散が目的。

日本でも大きな会社や大学の中だけで完結するシステムは、割と昔から存在していた。それらを繋げてしまったのが、現在のインターネット。ただ、いつどういう形でネットに触れるようになったかで、活用力が大きく異なる。

小生はワープロ専用機を持っていたので、キーボードに対するハードルはなかった。そうして、メール一通を送るにも研究室のPCを用いてログインする必要があった。携帯電話は普及し始めた頃で、ポケベルで使えるカタカナのメッセージくらいしか送受信できなかったように覚えている。はっきり覚えているのが、1998年の友人との会話:

こちら:「携帯でも漢字の送受信ができるようになるらしいぞ」
友人:「どうやってインプットするんだ?」。

しかし程なく実現し、その後の展開については小生が言を加えるまでもない。この過程で「初めてメールアドレスを得た」という人が出てきた。そしてそれは、携帯電話の爆発的な普及に伴った。

今でも [@docomo.ne.jp] [@ezweb.ne.jp] [@softbank.ne.jp] といったキャリアアドレスをメインアドレスにしている人が少なくない。小生もSoftBankと契約しているので、そのアドレスは持っている。けれども、それは決して他人には教えない。電話番号は教えてもキャリアアドレスは教えない。キャリアアドレスをメインアドレスにしている人は、友人知人の範囲では少数派。この国では多数派なのかもしれないが、そういう人たちと知り合う機会が少ない(少なかった?)のだろう。

己のアドレスには、Gmailアドレスに独自ドメインのアドレス、iCloudのアドレス、Yahoo!メール…といろいろ持っているが、その中で重要なものだけをキャリアアドレスに転送するようにしてある。

話が逸れてしまった。

「皆が簡単というからスマートフォンを買ってみたけれども、どうにも使い方がわからずに元の携帯電話に戻した」という人を数人知っている。上の記事はiPhoneであるが、大学のときの先生がiPad miniで苦労されていて、時折、SOSが届く「イタリアから」。

一年前は「ゆーえすびー?わいふぁい?」という状態だったが、なんとかモバイルルータを介してメールの送受信と簡単なブラウジングはマスターされた模様。だが、写真の撮り方はわからないそうな。「『カメラ』のアイコンをタップするだけです」とは何回か伝えたんだけどなぁ。

それでも最初の「ロシア人と中国人がアラビア語で会話している状態」が、「日本人と日本人の、英語での会話」まで進展して、「何が問題でどう困っているのか」は把握できるようになった。最初は「困っている」ということが伝わってくるだけで、どこがどういう状態になっているのかがわからず、エラく苦労した。

ITmediaの続報を楽しみにしている小生である。
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