技術料・技能料

  • 2016.10.02 Sunday
  • 17:32
ときどき、英訳や和訳の頼みを受けることがある。といっても、本格的な著書の翻訳ではなく「取引先にこういうことを伝えたい」とか、「このような英文のメールが届いた(英文のアラートが出た)のだが、どういう意味でどう対処すればいいのか」というようなもの。

山口県在住の林檎仲間の一人は、小生を「英語の便利屋」と認識しているのかどうかはわからんのだが、年に数回、そういう依頼をメールで送ってくる。こちらにとっては大したことではないのだが、回数が重なるなら話は別。Amazonギフト券の形式で報酬をもらっている。

似たような事例に「ウチの子の勉強、見てくれへん?」というものがある。小生の最終学歴は中卒なのだが、北大に合格した実績はあるし、予備校で教えていた経歴もある。今も受験参考書に目を通すのが趣味なので、英語と数学、物理は京都大学の入試問題程度なら対応できる。

しかし、「ウチの子の…」と頼んでくる人の要求は少し異なる。近所付き合いの感覚で頼まれるのである「アンタにとったら、簡単なことやろ?」。

つまり、二次方程式を解くことのできる中学生が小学生に二桁の筆算のやり方を教えるのと同じように頼まれるのである。

近所の場合は断っている。確かに、小生にとっては大したことのない事柄である。だが、相手の語彙と技術の範囲内で説明せねばならないのである。予備校講師が大学受験生に教えるときよりも難しい技術を要する。

「アンタにすれば簡単なことだから、このくらい無料でやってくれ」と先方は主張するのだが、「そちらにすれば難しいことで独力では対処できないくらいのことなのだから、報酬はあって然るべき」と抗弁することになる。

……と、このようなことを書くのには理由がある。確かに北大のときに大変世話になった先生であるので、近所付き合いとは異なる。数時間前に突然掛かってきた電話は「(ワイヤレス)キーボードの電池の残量が少なくなっているという警告が出た」「電池はどのように交換すればいいのか」というものであった。

この種のトラブル対応は茶飯事「電池の交換なんて簡単でしょ?」。しかし、「十円玉で開ければいいですよ」という説明では足りない。実物を手許に持ってきて交換口が左にあることを確認して「キーボードの左側面に…」というところから説明する必要がある。

AppleSupportが用いている単位に、「インシデント」というものがある。一つの問題とそれにに対する方法を指す。冒頭の山口県在住の知人には「10インシデント」分の料金を先払いで貰っている。

北大のときの先生は「あなたの『山葵辞書』を買うのですから」と仰る。が、未だに購入してもらえていないしインストールもされていない。抑、辞書が一件売れたところでベクター経由であれば手取りは実質700円にも満たない。

「iPadの画面が横向きに固定されてしまった」「Wi-Fiって何?USBって何?」

前者については「画面を下からスワイプしてロックを解除してください」という説明が使えない。後者は概念の説明から始めないといけない。

「辞書一件を買う」では到底割が合わない。海外からの土産物も宅急便で頂戴したのだが、それとはバーターできない。

どうしたものか。
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