百人一首のように

  • 2016.12.27 Tuesday
  • 22:30
今年はまだ今日を含めて5日残っているが、自動車(加害者)の運転手が「ポケモンGO」をしていたが為に亡くなった人が5人いる。「ポケモンGO」を「スマホ」に置き換えると、もっと増えるものと思われる。

だってねぇ、スマホを弄っているドライバーが多いんだもの。

現在の小生は車輪のついている移動手段は持っていない。よって徒歩で信号待ちのクルマの列の横を歩くことが屢あるワケだが、横に目をやるとほんっとーに多い。他にはカーナビを映している画面にテレビが映っているもの。走行中にテレビを視聴できないようにメーカーは配慮しているはずなのだが、簡単に解除できるのだろう。

歩きスマホは本人が害を受けるだけで済むのだが、「クルマスマホ」はそうではない。そうして、これには危険運転致死傷罪が適用できない。過失運転致死傷罪だけであり、最高刑は懲役7年である。クルマの中で地図を見ていて人を跳ねたのと同じ扱い。


さて。


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上から順に、
・佐々木眄「和文英訳の修業」(文建書房)、序文
・伊藤和夫「伊藤和夫の英語勉強法」(駿台文庫)、p.70
・行方昭夫「英会話不要論」(文春新書)、p.77

佐々木眄先生のこの書物が上梓されたのは1952年1月(初版)であり、行方昭夫先生の新書は2014年10月である。「『英借文』方式は支持しない」という英語指導者も何人か知っている。だが、それでも、である。

伊藤和夫先生の上述著書が上梓されたのは、手許に正確な資料はないのだが1995年頃とされる。半世紀を超えて、異なる英語指導者が同じ主張をしているのである「単文を暗唱せよ」。

昨年逝去された笛野高之先生に訊いたこともある。量子化学の権威で「英語何ぞは道具であり、『学習』の対象ではない」と断じておられた。1931年に大阪で生まれ、京都の福知山で育った先生がどこの国へ行っても通じ、論文も難なくこなす英語力をどのように修得されたのか興味があったのである。

今のように音声教材が豊富にあるワケではなく、外国人と接する機会も稀。さらに、福知山という田舎である。そこの旧制中学には優れた英語の教師がいて、只管、英文(英短文)を読んで聞かせたらしい。聞かせただけでなく生徒に復唱させ、発音とアクセントの他にブレスポイントを特に重視されたとのこと。英文を読むときにスラッシュを入れる人がいるが、ブレスポイント(息継ぎしてよいところ)はそこだけだと徹底され、生徒ができるまで何度もやり直しをさせたと聞いた。笛野先生は通学の汽車(本当に汽車の時代)がトンネルに入るまでに何度も読み返し、真っ暗なトンネルの中で覚えたかどうかを確かめたとのこと。

現在、駿台文庫から「新・基本英文700選」というCD2枚つきの書籍が千円で発売されている。毎晩、寝る前にシャドウイングしながら聴いている。冒頭を聞いただけで、末尾までスラスラと言えるように。

尚、「学校英語では話せるようにならない」と宣う人がいる。そういう人は聞くことも書くこともできていないはずである。伊藤先生の言葉を敷衍すれば「ゆっくり読んでもわからないものが、聞いただけでわかるわけがない」「じっくり時間を掛けても出てこないようなものが、咄嗟に口から出てくるはずもない」。

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