葉月の二日

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 17:17
「お前んとこ、テレビある?」
今までに何度、このように問うたかわからない。返答は九割以上の割合で「ない」。小生の友人はテレビすら買うことのできない貧乏人ばかりなのかというと、それは違う。テレビを持っていなさそうな友人知人に問うただけである。ただ、問うた相手は小生の交友範囲の半分程度である。そいつらが赤貧に甘んじているのかというと、それも違う。彼らの収入は同年代の標準と同程度かその上である「見るようなコンテンツがない」。

彼らは、DVDやBDを再生できる環境は持っている。小生とて「テレビ」とされるものは持っていない。Mirrored Drive Doors向けに購入したディスプレイ、これが地デジチューナーを載んでいるので、地デジの生放送を見ることができるというだけである。BSやらCSやらは見られない。

尤も、USBスティック形状のチューナで視聴も録画も足りているのが現状。「21.6インチ以上の画面で、リアルタイムで見なければならないもの」がどれだけあるのか、わかる人がいれば教えてほしいくらい。


さて。


先月より、関西電力と大阪ガスの価格競争が激しくなっている。関西電力は原発を稼働できたことで値下げの目処が立ったのだろう。それを受けて大阪ガスが値下げをし、今月に入って関西電力が再度値下げをした。拙宅は電気もガスも大阪ガスである。

新電力という言葉をすっかり聞かなくなった。安いところを求めて関西電力から多くの人が流出した。そうして福島のことを考えてか「原発を使っていないエネルギー源から」という人も増えた。しかし現在、「原発の電力は使っていません」と明言できる電力会社は、関西には存在しない。

原発は一旦稼働すると、常に一定量の電力を供給し続ける。他方、関西電力管内の電力需要は気温に左右されるものの、原発の存在には左右されない。そうすると、電力需要の総量から原発の発電量を差し引いた電力量を他の発電所で補うことになる。大阪ガスを含めた新電力と契約しているユーザが多ければ、関西電力の原発以外の発電所の発電量が減少するだけである。

関西電力以外の電力会社と契約した人に訊いてみればいい「契約してから、自宅に新しい電力供給線が設置されたか?」。

原発以外の発電所の数が増えただけであり、電力供給網は関西電力のそれを使っている。そうである以上、特定の発電所からのみ供給を受けたり受けなかったりすることはできない。このiMacを動かす電力の一部も原発の電力であるはずである。

要は、原発による電力を使いたくないからと新電力と契約しようと無駄だということである。このように書くと「お前は原発推進論者か!?」と言われそうだが、小生は原発廃止論者である。福井県の原発で福島と同じレベルの事故が起きると、琵琶湖の放射能汚染は免れない。そうすると琵琶湖淀川水系に生活用水を頼っている関西の多くの地域は、居住できなくなる。

「事故が起きたら取り返しがつかなくなる」「事故が起きる可能性が小さいとは(僕には)思えない」「電気料金が高くなるというのなら、それを甘受する心積もりはある」

福井の原発は停止させてほしい。その地域の住民の生活が立ち行かなくなるというのなら、経済的支援をすればよい。財源に困るのなら、その分は電気料金に乗せてくれていい。
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