My First DX

  • 2018.04.09 Monday
  • 20:20
DX100.jpg

先日、上の写真の中央にあるものがウチのスタジオに加わった。
既にDX7を再現したボードやらそのサウンドをサンプリングした音源やらがあったり、或いはTQ5という初代EOSのモジュールがあったり、SY99という6オペ16音ポリのFMを進化させた音源をもったシンセがあったりするのだが、[DX] は初めてである。

YAMAHAは現在、これとそっくりな [reface DX] というコンパクトキーボードを出している。こちら
これと比べると

・スピーカーがついていない
・重い(reface DX が1.9キロなのに対して、これは2.9キロ)
・ディスプレイが貧弱(128×64ドットなのに対して、16文字1行)
・エフェクターがついていない
・イニシャルタッチではない(鍵盤を叩く強さが検出されない)
・単二乾電池6本が必要(reface DX は単三乾電池で動く)

などなど、不利な点は幾らでも挙げられる。
但し、reface の37鍵に対して49鍵ある。3オクターブと4オクターブの違いは大きい。

今まではKORGの [707] をショルダーにして使っていた(上の写真の手前のもの)。これはイニシャルタッチだけでなくアフタータッチまで備えている。音源はデジタル音源とだけ発表されているが、4オペのFM音源であることは知られていて、これはDXの下位シリーズ(DX21、DX27、DX100)と同じである。そして、単二乾電池6本で駆動できる。しかし、重量は4.9キロもある。DX100より2キロも重く、reface DX の倍を軽く超える。

しかし、ショルダーシンセのキーボードについて言うならば、イニシャルタッチ(タッチセンス、ベロシティとも言われる)は然程重要ではない。そういうものが求められる曲であるならば、スタンドに固定されたキーボードを使う。

すると、707とDX100の違いは筐体と鍵盤だけということになる(鍵盤数は同じ)。ならば軽い方がいい。

そして時代を感じさせるのが「カセット端子」:
カセットの端子.jpg

このシンセは作った音色を外部メディアに保存する方法がない。MIDI OUT/IN を使うこともできるが、当時はそれに対応できるPCや単体シーケンサーは非常に高価だった。PCのゲームデータすらカセットテープに保存する時代だった。

これはDX100のマニュアルから抜粋したもの:
スクリーンショット 2018-04-09 16.32.47.jpg

でもって、当時のCM:



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そして、話を現代に戻す。
このシンセは北海道から佐川急便で届けられた。

佐川テ?ータ.jpg

驚いたのは、中程にある「北陸中継センター」である。郵便もクロネコも、追跡すれば新千歳空港を経由していることがわかる。佐川急便は小樽と新潟を結んでいる新日本海フェリーを使ったのだろう。関西へ送るには敦賀や舞鶴を使う手もあるが、時間のかかる船はできる限り短い区間に留めたかったものと思われる。

先日、Amazonが送料を値上げした。郵便や宅配事業に携わる人たちの労働環境を考えると、当然である。よく通販事業者が「送料無料」という言葉を使っているが、これほど他者の労働を愚弄する言葉も珍しい。せめて「送料弊社負担」と記すべきである。

話を佐川急便がフェリーを使っていることに戻す。「陸地はトラック、遠隔地には空路を経由」という前提すら崩さなければならないほどの状況であることを表している。本州と九州、四国の間は関門トンネルや本四連絡橋などのトラックの通れる通路があるが、青函トンネルは鉄道しか通れない。

青函トンネルの通行に関しては新幹線が最優先され、寝台特急や一般的な路線は排除された。しかし、JR貨物の列車は通行している。貨物列車のために北海道新幹線は時速140キロまで落とさざるを得ない状況をもって、「貨物は撤退しろ」という主張がある。だが、それでよいのか。

「佐川『急』便」が船を使っているのである。インフラの整備されている鉄道貨物が見直されていい。
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