動詞の原形

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 22:02
一つ前のエントリで触れた [reface DX] について。

この [reface] には四つの機種が用意されていて、他には [CS] [CP] [YC] がある。
それぞれ、YAMAHAが昔出した「デジタルシンセ」「アナログシンセ」「エレクトリックピアノ(エレクトロニックピアノではない)」「オルガン」の再現と、現在の技術をもっての機能の付加をしたもの。

[reface DX] のYAMAHAの動画:


冒頭「りふぁいす」と、オーストラリア英語で始まる。これは商品の紹介なので名刺扱いであるのは当然だが、[reface] とは動詞の原形である。ジーニアス英和辞典第5版:
reface.jpg

たったこれだけの説明。
よって、[face] を見てみる。これは基本的な単語なので説明が数ページに及んでいる。故にその「動詞」としての説明部分:
face-v.jpg

どうもすっきりしない。[reface DX] の [reface] とは、YAMAHAの造語だろう「もう一度、見てくれ!」。

今はYAMAHAでもRolandでもKORGでも、オールインワンシンセでは一通りの音がサンプリングされている。YAMAHAの音源で [Fantasia] が出せるし、Rolandの音源で [Piano 16] を出せる。KORGの音源で「DXのエレピ」を出せる。

ただ、[reface] シリーズは、できる限り音源をオリジナルに近づけている。つまり、プレイバックサンプラーではない。

「もう一度、見てくれ!」

英語で動詞の原形が冒頭に来た場合は、命令形である。YAMAHAからのミュージシャンへの問いかけであり、挑戦であろう。

My First DX

  • 2018.04.09 Monday
  • 20:20
DX100.jpg

先日、上の写真の中央にあるものがウチのスタジオに加わった。
既にDX7を再現したボードやらそのサウンドをサンプリングした音源やらがあったり、或いはTQ5という初代EOSのモジュールがあったり、SY99という6オペ16音ポリのFMを進化させた音源をもったシンセがあったりするのだが、[DX] は初めてである。

YAMAHAは現在、これとそっくりな [reface DX] というコンパクトキーボードを出している。こちら
これと比べると

・スピーカーがついていない
・重い(reface DX が1.9キロなのに対して、これは2.9キロ)
・ディスプレイが貧弱(128×64ドットなのに対して、16文字1行)
・エフェクターがついていない
・イニシャルタッチではない(鍵盤を叩く強さが検出されない)
・単二乾電池6本が必要(reface DX は単三乾電池で動く)

などなど、不利な点は幾らでも挙げられる。
但し、reface の37鍵に対して49鍵ある。3オクターブと4オクターブの違いは大きい。

今まではKORGの [707] をショルダーにして使っていた(上の写真の手前のもの)。これはイニシャルタッチだけでなくアフタータッチまで備えている。音源はデジタル音源とだけ発表されているが、4オペのFM音源であることは知られていて、これはDXの下位シリーズ(DX21、DX27、DX100)と同じである。そして、単二乾電池6本で駆動できる。しかし、重量は4.9キロもある。DX100より2キロも重く、reface DX の倍を軽く超える。

しかし、ショルダーシンセのキーボードについて言うならば、イニシャルタッチ(タッチセンス、ベロシティとも言われる)は然程重要ではない。そういうものが求められる曲であるならば、スタンドに固定されたキーボードを使う。

すると、707とDX100の違いは筐体と鍵盤だけということになる(鍵盤数は同じ)。ならば軽い方がいい。

そして時代を感じさせるのが「カセット端子」:
カセットの端子.jpg

このシンセは作った音色を外部メディアに保存する方法がない。MIDI OUT/IN を使うこともできるが、当時はそれに対応できるPCや単体シーケンサーは非常に高価だった。PCのゲームデータすらカセットテープに保存する時代だった。

これはDX100のマニュアルから抜粋したもの:
スクリーンショット 2018-04-09 16.32.47.jpg

でもって、当時のCM:



---
そして、話を現代に戻す。
このシンセは北海道から佐川急便で届けられた。

佐川テ?ータ.jpg

驚いたのは、中程にある「北陸中継センター」である。郵便もクロネコも、追跡すれば新千歳空港を経由していることがわかる。佐川急便は小樽と新潟を結んでいる新日本海フェリーを使ったのだろう。関西へ送るには敦賀や舞鶴を使う手もあるが、時間のかかる船はできる限り短い区間に留めたかったものと思われる。

先日、Amazonが送料を値上げした。郵便や宅配事業に携わる人たちの労働環境を考えると、当然である。よく通販事業者が「送料無料」という言葉を使っているが、これほど他者の労働を愚弄する言葉も珍しい。せめて「送料弊社負担」と記すべきである。

話を佐川急便がフェリーを使っていることに戻す。「陸地はトラック、遠隔地には空路を経由」という前提すら崩さなければならないほどの状況であることを表している。本州と九州、四国の間は関門トンネルや本四連絡橋などのトラックの通れる通路があるが、青函トンネルは鉄道しか通れない。

青函トンネルの通行に関しては新幹線が最優先され、寝台特急や一般的な路線は排除された。しかし、JR貨物の列車は通行している。貨物列車のために北海道新幹線は時速140キロまで落とさざるを得ない状況をもって、「貨物は撤退しろ」という主張がある。だが、それでよいのか。

「佐川『急』便」が船を使っているのである。インフラの整備されている鉄道貨物が見直されていい。

「プラグインボード(PLG150-DX・DR)売ります」。

  • 2018.03.23 Friday
  • 23:00
MU2000EX.jpg

拙宅のスタジオに収まっている「MU2000(EXに拡張済み)」である。ディスプレイはMacで加工したものではない、そのまま。つまり、液晶が壊れてしまっているのである。音は出るのでSMF再生マシンにはなるが、その程度。

で、わかる人にはわかると思う「プラグインボードスロットが三つとも埋まっている」。下のインジケーターが四つとも点灯しているのが、その証。

そこに何が入っているのかというと、
・PLG150-DX (2枚):詳細はこちら
・PLG150-DR (1枚):詳細はこちら

名前の通り、DX7の音源とドラム音源。DX7のボードが二枚であるので、DX1やDX5と同じように32音ポリになる。
ドラム音源ボードは反響音までステレオで収録している。

MU2000はこれらのボードを3枚刺せるというだけで購入したもの。DTMに興味はないし、GMやGS、XGの陳腐なサウンドを使う気にもなれない。

で、まぁ76鍵のFS鍵盤でDXボードを鳴らせばDX5となるし、ドラムボードは十分なクオリティ……、そんなふうに考えていた。スペックだけで選んでしまった失敗である。

小生の作る楽曲ではドラムスの役割は小さい。そして、DXボードを鳴らすための「76鍵のFS鍵盤」とはSY99であり、これはAFMというDX7の音源を発展させた6オペ16音ポリの音源を載んでいる。FM音源に関してはTQ5という、キワモノではあるが4オペ8音ポリのモノがある。

SY99の導入はDXボードを導入してから10年近く経った頃であるので、DXボードの購入が無駄だったとは言えない。言えないと思う。そして今後であるが、YAMAHAの最新機種であるMONTAGEはPCMの他に「8オペ・88アルゴリズム・128音ポリ」というとんでもない音源を載んでいるし、往年のDXサウンドは他社のシンセがヴィンテージサウンドの一種として収録している。ドラム音源についても、さらに優れたサウンドをより安価に調達できる。

てなわけで、「プラグインボード、売ります」。

PLG150-DX:24,000円(送料込み)
PLG150-DR:22,000円(送料込み)
MU2000:応相談

関心のある方は、このエントリにメールアドレスを添えてコメントを残してください。コメントは公開しません。教えていただいたアドレスに直接連絡致します。

私感

  • 2018.03.20 Tuesday
  • 13:46
前回のエントリからだいぶ時間が経ってしまった。

世の中に思うところがなかったわけではないし、本を読んで感じるところがなかったわけでもない。
ただ、何かを記そうとすると、それは大概このブログのどこかで触れていることと重なってしまうので、アップしなかっただけである。

国会の真っ最中。詰まらんし、くだらん。
片山さつきが先頭になって生活保護の不正受給を叩いているが、こんな国会を運営している方がよほど無駄ではないか。特に自民と公明、維新の議員。こんな茶番で報酬を貰えることを恥じないのだろうか。

そんなに安ぅないやん?

  • 2018.02.24 Saturday
  • 22:51
楽天モバイルのサイトより:
スクリーンショット 2018-02-24 0.04.19.jpg

「iPhoneはアップルストアで買ってきてくれ、通信費はウチで持つ」という楽天のプラン。先日、携帯電話事業に参入すると発表したが、いまのところはMVNO事業者。

大手キャリアでiPhoneを含む携帯電話機を購入すると、それなりの毎月の割引で安く購入できる。小生の手許のiPhone 8 Plus(256)だと、124,560円でアップルストアでの115,344円よりも1万円ほど高い。しかし、2,810円を24回に渡って割り引いてくれるので、実質は57,210円である。上の表の楽天のプランでは、iPhoneに消費税は掛かっていない。ユニバーサルサービスの料金も入っていない。

iPhone 8 Plus(256)で比較してみる。
(上が楽天、下が小生がSoftBankで使っているプラン)

本体価格(税込):
115,344円
57,210円

二年間の通信料総額(税別):
82,520円(税込みでは89,121円)
132,000円(税込みでは142,560円)

税込みで単純比較すると、楽天の方が4,691円高い。ただ、小生が利用しているプランには無料通話はないので、その分を加算する必要がある。だが、携帯での通話料金は一ヶ月200円にも達しない(小生の場合)。加えて言えば、小生の利用しているプランのデータ通信容量は7GBであり、楽天のそれより1GB多い。

二年間で楽天のポイントが10,000ポイントほどもらえると言うだけで、そのくらいのポイントは日頃のアクセスでもらっている。

こちらの手許:
スクリーンショット 2018-02-24 22.47.14.jpg

スクリーンショット 2018-02-24 22.48.28.jpg

媒体としての文字の消滅

  • 2018.02.17 Saturday
  • 19:47
前回のエントリから、随分と時間が経ってしまった。
実はこの一ヶ月、OSのアップデートをしようとする度にエラーが出ていて、アップルサポートの人と一緒に「ああでもない、こうでもない」とアタマを抱えていた。そうしてやっと下の場面を表示させることができた:
スクリーンショット 2018-02-17 18.55.34.jpg

そうして、現状:
スクリーンショット 2018-02-17 19.04.56.jpg

[macOS] とは、最新のOSを入れている外部ディスク(Thunderbolt接続)。
[Macintosh HD] とは、10.9.5(Mavericks)に留めてある内蔵ディスク。

最初は外部ディスクにBoot Campを用いてWindowsをインストールできないかと考えていたのだが、OSの相性やマシンのスペックから不可能とのこと。ならば、10.9.5に留めてある [Macintosh HD] にWindowsをインストールできないものだろうか?



さて。

Yahoo!ニュースに出ていた江川紹子さんの記事:
大事なのは「読む」力だ!〜4万人の読解力テストで判明した問題を新井紀子・国立情報学研究所教授に聞く


 ツイッターをやっていると、いろんな方からのリプライがある。楽しいやりとりもあれば、新たに様々なことを教わったりする場合もあるが、一定層からの批判、非難、揶揄、侮蔑、罵倒の類いが押し寄せる時もある。様々な考えがあって当然なので、私の意見や感じ方に同意や共感しない人がたくさんいるのは不思議でもなんでもないのだが、こうしたリプライには、トンチンカンな反応が少なくない。
 私が書いてもいない……どころか、考えたこともない「主張」に激しく反論するものも、かなりある。
「私の書いたことの意味が分かってないのではないか?!」
「文脈が読み取れていないのではないか」
と感じることは、しばしばだ。
 そんな経験が重なって、最近は、この手のものを瞬時に見分ける、ある種の勘も働くようになった。さっさとミュートやブロック機能を活用して削除することもできるようになったが、時々、そうしたメッセージを眺めては考え込んでしまう。果たして日本人の読解力は大丈夫なのだろうか……と。

 そんな私に、ある友人が国立情報学研究所の新井紀子教授の読解力に関する調査ついて教えてくれた。

 新井さんは、人工知能(AI)でロボットが東大に入学できるか、という「東ロボくん」プロジェクトで知られる数学者だ。今後、AIに多くの仕事が取って代わられることが予想されるが、そういう社会にあって人が活躍の場を確保し、より幸せに生きられるためのスキルとして、「読解力」に注目。全国の学校、さらには社会人も含めて、文章などの意味をどの程度正確に読めているのかを見るリーディング・スキル・テスト(RST)を行ってきた。すでに受験した人は4万人を超えた、という。
 RSTでは、(1)主語述語や修飾語被修飾語など、文を構成する要素の関係(=係り受け)の理解 (2)「それ」「これ」などの指示代名詞が何を示すか(=照応)の理解 (3)2つの文が同じ意味を表すかどうかを判断する力(=同義文判定) (4)文の構造を理解したうえで、体験や常識、その他の様々な知識を動員して文章の意味を理解する力(=推論) (5)文章と図形やグラフを比べて内容が一致するかどうかを認識する力(=イメージ同定) (6)文章で書かれた定義を読んで、それと合致する具体例を認識する能力(=具体例同定)――についての力を調べる。
 まずは、例題(1)。
スクリーンショット 2018-02-17 19.27.54.jpg


 もう1つ、今度は文とグラフが出てくる例題(2)をどうぞ。
スクリーンショット 2018-02-17 19.33.25.jpg

 いずれも簡単……と思いきや、中学高校での結果は次のようになっている。
スクリーンショット 2018-02-17 19.33.34.jpg

 特に(2)は、高校生でも正答率が3割以下しかない。その理由は、後で新井さんに解説していただくことにする。

 RSTの結果から読み解ける現状を、新井教授に伺った。
「教科書が読めてない子がたくさんいる、ということです。文章を読んでいるようで、実はちゃんと読んでいない。キーワードをポンポンぽんと拾っているんです。○○と○○と○○という言葉が出てきたら、こんなもんだろう、というような。『……のうち』とか『……の時』『……以外』といった機能語が正確に読めていない。実は、それはAIの読み方に近いんです。
 AIにとって、Wikipediaを丸暗記するとか、医学論文を何百万件蓄積することは、実に簡単。そうして蓄積したデータに対し、いくつかのキーワードを使った検索をして、病名診断であれば『○○病の可能性がある』とか、歴史の問題であれば『オスマントルコである可能性が高い』という答えを出す。そうやって、東ロボくんも世界史で偏差値67くらいまでは行けるようになりました」
 しかし、AIにも弱点はある。
「数学の問題は、『……のうち』とか『……以外』『……と接する』などという言葉をちゃんと読まないと解けなかったりします」
 新井さんは、やおら自身のスマートホンを取り出して、語りかけた。
「この近くの、イタリア料理の店を教えてください」
 画面に、イタリアンのレストランのリストが並ぶ。
 続いて、新井さんはこんな注文を出した。
「この近くの、イタリア料理以外の店を教えてください」
 すると、画面にはやはりイタリアンの店がずらり。
「それは、AIが『……以外の』の意味を分かっていないからです」
子どもたちの”AI読み”とは?

 AIは、将棋や囲碁でトップの棋士にも勝つなど、その凄さばかりが伝えられるが、機能語の読み取りが苦手というのは、文章を読解するうえでかなりの弱点。その、AIに子どもたちの読み方が似ている、とは?
 これに対して、新井教授は上の例題の(2)を例に挙げた。
スクリーンショット 2018-02-17 19.33.25.jpg

「28%がアメリカ合衆国以外の出身、ということは、アメリカ合衆国の出身者は72%。なので当てはまるグラフは2番しかありえません。比較的すぐ分かる問題なのに、正答率が非常に低かった。こういう時には、間違った人が何を選んだのかを見るのが大事です。小学生から一流企業の会社員まで4万人のデータがあるんですが、能力値が中の上くらいまでは、4番を選んでいる人が多いんです。4番は、『アメリカ合衆国28%、ドミニカ共和国約35%』の図です。これを選んだという人は、『…のうち』『…以外』という機能語が読めていない。意味が分かっていないか、読み飛ばしていたということです。まさにAIみたいな読み方なんですね」
 どうしてそうなるのだろう。教育の仕方の問題もあるのだろうか。
「プリント学習がそうですよね。穴埋め型の学習が多い。蛍光ペン型学習とかもそう。これを一生懸命やっていると、いくつかのキーワードと数字で『たぶんこれだろう』となる。まさにAIみたいな解き方だな、と。ただ人間は、暗記量と計算量はAIに比べて非常に低いですから、これではAIには勝てない」

 東ロボくんは、東大合格は断念したものの、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)や関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)の一部の学科の入試は、合格率80%の判定を得た。AIもそこまでは、問題を読む力が向上している、ということになる。
 また、RSTの能力値と、偏差値の高い高校や大学への進学率を分析すると、高い相関関係があることも分かった。
「基本の読みとか論理的推論ができない子は、いくら知識を教えても、それを整合的に使えるようにならないんです。学力の差が、知識量とかやる気の問題であれば、勉強したくなった時にやればいい、とも言えますが、そうではなくて、『読める』かどうか、が大きい。読めている人は、それほど痛痒なく受験勉強をやって、入試を突破する」

 AIが進化して、従来は人間がやっていた仕事の中にはロボットに取って代わられるものが出てくることが予想される中では、「読める」かどうかは、人生を大きく左右することになる、と新井さんは警告する。
 例えば秘書の仕事のように、スケジュール調整をしたり、お礼状を書いたり、問い合わせに答えたり、1人で様々な仕事をやる職業の場合は、それをAIが全部肩代わりすることはできない。ただ、様々な支援をするシステムができれば、単位時間当たりの生産効率が上がって、10人でやっていた仕事が5人で済むということはありうる。そうなれば、5人が職場を去らなければならない。
「AIには、経験や人間としての倫理観や正義感に基づいて、あるいは所属している組織のブランド毀損にならないよう、その場で瞬時に、どれが重要かを判断したり、何らかの例外が起きた時の処理は難しい。そうした能力がある人は、AIが導入されても重宝されて、賃金も上がる。(AI導入で)職場を変わることになっても勉強して資格を得れば、その分生涯収入は高くなります。
 けれども、例外処理が苦手で定型的なことしかできないとか、他の部署や別の職種に移った時に柔軟に対応できない人は、低賃金となり、新たな賃金格差が生まれます」
 新たな知識やスキルを学ぶためには、教科書や参考書を読んで正しく理解する読解力がなにより大切になる。

「義務教育終わっても、教科書が読めないような子どもは、運転免許の試験も学科で何回も落ちてしまったりする。通信教育で資格も取れない。そうなれば、低賃金の仕事をするほかなく、それで体を壊したりすれば、住む場所もなくなって路頭に迷う……ということにもなりうるんです。
 『ぼくはサッカー選手になりたい』というのはいいけれど、いつかは引退しなきゃならない。読解力が高い人は、選手をやめた後にもいろんな選択肢がある。コーチになるにしても、最新の体育科学を勉強して、どういうトレーニングをすれば最も効率がよく、選手生命も長くできるかを知って、よいコーチになれる。
 読めるか読めないかが格差を生む。読めることで柔軟に職業を変えたり、自分の夢を実現することに役立つんです」

 それにしても、RSTは4万人ものデータが集まったというから、驚きだ。
「もう執念です(笑)。私の知り合いの学校だけにやってもらうのでは、東京近郊の私の実験を受け入れてくれるような意欲的な学校の結果しか得られず、ランダムサンプルとはいえない。やはり万の単位で調査しないと。それで、北海道から沖縄まで、頭を下げてお願いしたわけです。
 ただ、お願いしたからって、やっていただけるものじゃない。学校は、いろんな調査の依頼があって調査疲れしていますから。しかも、このテストはできるだけwebでやって下さいとお願いするんですが、普通の学校のコンピューター室には40台くらいしかない。なので、全校でやろうとすると1週間くらいかかって、すごく大変なんです。それを、多くの学校でやって下さったのは、現場の先生方が、『子どもたちの読解力こそ、今の最大の問題だ』って感じているからなんですね。
 学校に対しては、キャリア教育をやれ、プログラミング教育を入れろ、小学校で英語教育を始めろ、アクティブラーニングを取り入れろと、いろんな注文がつけられています。でも、『……のうち』『……以外』が読めない子に、どうやってアクティブラーニングさせるんでしょう。先生方も、内心そう思っていたということでしょう」

 日本で生まれ育った者は、日本語はずっと使っているので、分かって当たり前、という前提で、国語などの授業も行われているのではないだろうか。だから、読解力と言えば、「作者の言いたかったこと」「主人公の気持ち」をどう読み取るか、ということに力点がおかれがちだ。
「英語なら、文法なども教えますね。国語を体系的に教えるのは、多様化するこれからは、ますます必要です。国際結婚されて、一方が日本語をお話にならない家庭も増えていますし、日系ブラジル人で移住されてきて、お子さんの母語はポルトガル語、という家庭もある。フランスやアメリカなど、よそからやってくる人が多い国では、『やっていれば、そのうち分かるようになるよ』というフワッとしたやり方ではなく、システマティックに国語を教えます。『気持ちを推し量る』国語の授業の半分を、ちゃんと意味が読めるための体系的な指導に移していく必要があると思います」


 しかし、学校は時代に応じた様々な教育が求められ、すでにもう手一杯だ。
「小学生に英語教育とか、プログラミング教育とか言っている場合じゃありません。プログラマーになろうと思ったら、情報は豊富にあって、ほとんどオープンソースで公開されています。なりたければ、読む聞く書くができれば、勉強してなることができます。でも、読む書くができなければ、プログラマーになることは無理です。
 学校の問題というと、いじめとか不適格教員のことばかりにフォーカスがあたりがちですが、日本の社会資本としての人材を育てて下さっているのは学校、特に義務教育を担っている小中学校です。その学校で、子供たちが教科書も読めない状況で先生方は困っているという現実は、みんなが共有する必要があります。
 そして、学校でやるべき仕事を増やすのではなく、精査していく。キャリア教育もします、持続可能教育もします、グローバル教育もします、英語もやります、デジタルもします、そしてすべてちゃんとやっているかチェックするアンケートが行く……というのではなく、むしろ先生方にしていただくお仕事を絞っていくことが重要。何が必要なのかという選択と集中を、現実に科学的に向き合ってやっていくというフェーズに今はあるのではないでしょうか」

 ところで、 RSTは大人たちも受けている。たとえば、次のような文章題では、どうだったか。
スクリーンショット 2018-02-17 19.28.46.jpg


 新井さんは新著『AIvs教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)で、「某新聞社の論説委員から経産省の官僚まで、なぜかグルコースを選ぶので驚きました」と明かしている。答えはもちろんデンプンだ。
 子どもたちだけでなく、大人たち、それも読んだり書いたりする機会の多い人の読解力も大丈夫だろうか。忙しさから、文章も単語を拾いながら飛ばし読みするうちに、”AI読み”の癖がついてしまったりはしないだろうか……。
 新井さんの話を伺って、教育のあるべき方向性が見えてくると共に、ツイッターでなぜ「意味が分かっていないのでは」「文脈が分かっていないのでは」と思うようなリプライが多いのかも、分かったような気がする。彼らは、他人のツイートを”AI読み”しているのではないか。頭の中に「江川紹子とはこんなヤツだ」という独自のイメージが出来上がっている影響もあるだろうが、ツイートの中のいくつかの単語を拾っただけで、「こんなことを言ってけしからん」と怒りを募らせているのだろう。
 また、私自身がそうしたリプライをろくに読みもせず消去しているのも、”勘のなせる技”などではなく、その手のメッセージにありがちな”頻出表現”を瞬時にチェックして、「消去」の結論を出しているのかもしれない。自分の心と時間を守るための防御反応とはいえ、このような”AI読み”が常態化しないよう、私自身、心しておかなければならない、とも思った。
【参考】 『総合教育技術』2月号(小学館)


これを読んで衝撃を受けるのは、現場を知らない人。記事の通り、このままでは自動車の運転免許を取得する際にも障害が生じる若者が増えてくる。文字を使っての意思伝達ができないことになり、なるほど確かに映像授業があちこちで行われている。

なんだかなぁ。

特定少数

  • 2018.01.26 Friday
  • 22:30
100均(Can★Do)で見つけたもの:


何の役にも立たないものだが、部屋の飾りとして気に入っている。


さて。


小生の交友範囲は、極めて狭い。いや、ロシアのキーロフに山葵辞書関連の知人がいたり、韓国の大邱にも日本語の話せない知人がいたりして、また、国内でも札幌はもとより大船渡や川崎、我孫子、横浜、名古屋、一宮、長岡京、神戸などに大学時代の知人を中心とした交友関係があるのだが、逆に言えばそれで全てである。「リアル」とされる範囲になると学習塾を経営している人と、ヤクルトや明治乳業の姉ちゃん、宅配の兄ちゃん、行きつけのコンビニのバイトやパート、地元の市議や県議くらいしかいない。つまり、「イヤな奴」とは顔を合わせずに済む生活を送っているのである。故に、対人関係に起因するストレスはない、いまのところ。

今の小生は、組織に属していない。

組織や組織のような集団には、必ずバカが存在する。ここで、バカの定義は「ロジックの通じない人物」とする。知識量が圧倒的に少ない奴もそこに含む。そういう人間と対峙するのは徒労以外の何ものではない。こちらの出す結論に至る材料をちゃんと揃えても、それに対して「イヤだ」「気にくわん」と頑張る連中である。

実は三十路を超えてから二回ほど、「不特定多数」を相手にする場に出くわした。刑事施設の中にいたこともあるが、あれは別扱い。

一つは2001年に全国で開催された国策のIT講習のインストラクターであり、もう一つは2010年の公営住宅の自治会。どちらも、A5一枚で説明がつく内容を延々と時間をかけて説明させられた。「胃がキリキリとするとはこういうことか」とも知った。

小生の知人らは「ローマ字が読めない!?そんなのは例外だろ!」と宣うような奴らばかりである。残念ながら、現状は異なる。文字の読み書きができない人やひらがなしか読み書きできない人が、それなりの数で存在する。さすがにそういう人たちを相手にして講習や集会をしたことはないが、生活を共にしたことはある。

福祉関係の仕事に就いているわけではないので、そういう人たちと無理に付き合うことはないと思っていたし、それでよいと思っていた。

だが、ひらがなしか読めないとは言わないが、まともに漢字の読み書きができずロジックも通じない奴が「ソーリダイジン」をしているのである。「資料からこうこう、こうである。よって、あなたの考えは間違っている」という説明が通じない。数だけでモノを決める人物なのである。そうであるならば、数でもって否定するよりない。

「市町村議会の選挙だから」「国会議員だけどずっと地元で支持してきた人だから」そんな惰性で投票する人が相当数いるのだろう。「アベは嫌いだが自民党の支持は続ける」そういう投票行動こそ、アベを増長させるのである。

不快の極み

  • 2018.01.06 Saturday
  • 18:33
一昨年昨年に続いて、散らし初め:
2018-01-05 11.29.54.jpg

で、先のエントリの続き。Battery LifeというアプリでiPhone 6 Plusの状態を見てみた:
iPhone6ハ?ッテリ.jpg

やっぱりね。SIMカードを刺さずにiPod状態で、自宅内でしか使わないからバッテリが足りなくなったら充電すればいい。とはいえ長く使いたいので、今年の末頃にバッテリ交換をするかな。

そして、この国の醜悪さを象徴しているかのような映像:



本気で嫌がっている女性に対して、周りは嘲笑しているだけ。当然、子どもは真似をするし、許されることだと解釈する。バラエティ番組は殆ど見ないので、この番組をリアルタイムでは見ていない。しかし、ネットにアップされたこの動画を見て愕然とした。「嫌ならば見なければいいじゃないか」という人がいる。もちろん、こんな愚劣な番組は見ない。だが、フジ系列のくだらないドラマと異なり、「見なければいい」ではすまない。暴行現場をお笑いとして電波に乗せてよいのか、この社会の構成員として看過できない。

本人が本当に嫌だと言っているにも関わらず、無関係の者が私的制裁を加える。社会保障費削減に一直線のアベと同じである。共謀罪や特定秘密法が成立する前、たくさんの人が国会議事堂の前で声を上げていた。にもかかわらず強行採決された。国会の前での抗議の声は、上の映像の「いやだ!」を面白がっているダウンタウンと同じくらいの感覚だったのだろう。

ダウンタウンの浜田は、顔を黒塗りにしてエディ・マーフィーの真似もしていた。モラルも知性もない。その場が面白ければいいというだけの価値観。……、全然面白くない。不愉快極まりないだけ。

睦月の嘆息

  • 2018.01.02 Tuesday
  • 18:15
Appleのサイトから:
2017年12月28日
iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、
お客様にお伝えしたいこと


バッテリーが古くなったiPhoneのパフォーマンスに関するAppleの対応や、Appleの対応をお伝えする方法について、お客様からフィードバックをいただいてきました。Appleへの期待を裏切られたと感じる方もいらっしゃるでしょう。心よりお詫び申し上げます。この問題に関しては多くの誤解が生まれているため、事実を明確にし、私たちが行う変更についてお知らせします。

何よりもまずお伝えしたいのは、お客様による製品の買い替えを促すために、私たちが意図的にApple製品の寿命を縮めたり、お客様の体験が損なわれるようにしたことはこれまでに一度もなく、今後も決してないということです。Appleの目標は常に、お客様が夢中になるような製品を作ることであり、iPhoneをできるだけ長く使えるように設計することはその重要な要素の一つです。

バッテリーの経年劣化について

すべての充電式バッテリーは消耗部品です。バッテリーが化学的に古くなるとその性能は低下し、充電された状態を保つ能力が落ちていきます。この化学的劣化プロセスに影響を与える要素は、バッテリーの充電時間とその回数だけではありません。

デバイスの使い方も、バッテリーが寿命に至るまでの間のパフォーマンスに影響を与えます。例えば、高温な環境の中でバッテリーを放置したり充電したりすると、バッテリーの劣化を早める原因になります。これはバッテリー化学の特性であり、業界全体で普及しているリチウムイオンバッテリーに共通しています。

バッテリーが化学的に古くなると、特にバッテリー残量が低下している時にピークエネルギーの負荷を処理する能力が落ちるため、状況によっては結果的にデバイスが突然シャットダウンする場合があります。
お客様がiPhoneの充電式バッテリーと、そのパフォーマンスに影響を与える要素についてより詳しく知ることができるように、iPhoneのバッテリーとパフォーマンスという新しいサポート記事を掲載しました。

言うまでもなく、私たちにとって突然の予期しないシャットダウンは容認できるものではありません。お客様の通話が途切れたり、写真が撮れなかったり、iPhoneでのそのほかの体験が中断されてしまうのは不本意なことであり、可能な限り防がなくてはなりません。

予期しないシャットダウンを防ぐ

Appleは1年ほど前、iOS 10.2.1で、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE上での予期しないシャットダウンを防ぐため、ピーク負荷時の電力管理を向上させるソフトウェアアップデートを提供しました。このアップデートでiOSは、シャットダウンを防がなくてはならない状況下で、一部のシステムコンポーネントの最大パフォーマンスを動的に管理するようになりました。ユーザーがこうした変更に気づくのは稀だと思われますが、場合によってはアプリケーションの起動時間が長くなったり、そのほかの部分のパフォーマンスが低下する可能性があります。

iOS 10.2.1は予期しないシャットダウンの発生を減らすことができたため、お客様から好意的な反応をいただきました。私たちは最近、iOS 11.2でこのサポートの対象をiPhone 7とiPhone 7 Plusにも広げています。
もちろん、化学的に古くなったバッテリーを新しいものと交換すると、標準的な条件下で操作を行った際のiPhoneのパフォーマンスは正常に戻ります。

ユーザーから最近寄せられたフィードバック

この秋、特定の状況におけるパフォーマンスの低下を感じた一部のユーザーからフィードバックが届くようになりました。私たちは当初、過去の経験にもとづき、この問題は二つの要素が組み合わさって起きると考えていました。一つは、オペレーティングシステムをアップグレードした際に、iPhone上での新しいソフトウェアのインストールやアプリケーションのアップデートによって起こる一般的で一時的なパフォーマンスへの影響。もう一つは、最初のリリース時にあったものの、後に修正された小規模なバグです。

私たちは今、こうした体験をお客様にもたらしたもう一つの要因が、古くなったiPhone 6とiPhone 6sに使われているバッテリーの継続的かつ化学的な経年劣化であることを認識しています。そしてこれらのiPhoneの多くで、購入時のバッテリーがそのまま使われています。

お客様の懸念への対応

私たちは常に、お客様がご自身のiPhoneをできるだけ長く使えるようにしたいと考えてきました。Apple製品がその高い耐久性で知られており、競合他社のデバイスよりも長い間価値を保てることを私たちは誇りに思っています。
お客様の懸念に対応し、お客様によるご愛用に感謝する同時に、Appleの意図に疑問を抱いたすべての方の信頼を取り戻すために、私たちは以下の対応をとることを決定しました。

・Appleは、バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方全員に対して、保証対象外のiPhoneのバッテリー交換の金額を8,800円から5,600円減額し、3,200円とします。この対応は2018年12月まで全世界で継続します。詳細は近日中にapple.comでお知らせします。

・2018年の初頭に、iPhoneのバッテリーの状態をユーザーにわかりやすく示す新機能を持ったiOSのソフトウェアアップデートを提供します。これにより、ユーザーはバッテリーの状態がパフォーマンスに影響を与えているかどうかを自分で確認できるようになります。

・Appleのチームはこれまで通り、お客様の体験をさらに良いものにするための取り組みを続けます。これには、バッテリーの経年劣化に伴うパフォーマンスの管理方法の改善と、予期しないシャットダウンを防ぐ対策の強化が含まれます。

Appleにとって、お客様の信頼ほど大切なものはありません。私たちはお客様から信頼を得て、それを保つための取り組みをこれからも絶えず続けていきます。お客様がAppleを信頼し、支えてくれるからこそ、Appleは自らが夢中になれる仕事ができるのです。私たちAppleがそのことを忘れたり、そのことを当たり前だと思うことは、決してありません。


スクリーンショット 2017-12-31 13.36.46.jpg

iPhone 6(Plus)でiOSをアップデートすると非常に動作が重くなるという声は、複数の林檎仲間から聞いていた。確かにiPhone 4で目一杯OSをアップすると、動作が遅くなる。ただ、iPhone 6のポテンシャルを考えると、ここまで重くなることには疑問が残っていた。

文中では回りくどい説明になっているが、今回のアップデートではバッテリが古い場合には意図的に速度が低下するように設計されているということ。こういう設計もありだとは思うが、そうであるならば新しいOSの説明に加えるべきである。OSそのものはフリーで配布されていて尚且つ、アップデートは一方通行なのであるから、余計にである。

上の文章では「誤解によって不満を抱くようになったユーザがいる」ということになっている。そうしてリチウムイオンバッテリの特性がどうこうという説明に終始していて、Appleの設計そのものには問題がない、それどころかそれは常にユーザのことを一番に考えているからとまで。もし、このポリシーを突き通すのであれば、バッテリ交換の料金を半額以下にまで下げる必要はない。半額以下に下げるのであれば恒久的にやるべきで、期間を設定するべきでもない。

今までOpenDocやQuickDraw、Newtonなどなどの失敗したプロジェクトを見てきたし、最近ではことえりが斬り捨てられた。だが、今回のバッテリ問題は質が違う。Appleは苦情とは言わずにフィードバックと言っているが、ベンチテストまでしたユーザの声が届くに至り、放置できなくなったのだろう。

何よりもまずお伝えしたいのは、お客様による製品の買い替えを促すために、私たちが意図的にApple製品の寿命を縮めたり、お客様の体験が損なわれるようにしたことはこれまでに一度もなく、今後も決してないということです。と文中にあるが、Appleがたとえそのように考えていたとしても、少なくとも小生は動作速度の著しい低下を感じたし、それが故に新しい機種を買うことを余儀なくされた。バッテリ交換で済むことがわかっていれば、それで済ませていた。



はぁ。。。

His right is not right.

  • 2017.12.20 Wednesday
  • 23:39
一つ前のエントリに出した、Thunderbolt接続のHDD:


下に置いているのはiPhone 6 Plusであり、上方投影面積で比較するとHDDの方が小さい。分厚さは3倍くらい。給電端子はない。PWつきのOSを入れておけば、これを持ち歩くだけで他人のMacで自分のOSを動かすことができることになる。



驚いたのはサイズだけでなく、転送速度。さすが「雷」と名乗るだけのことはある。今も外付けのこれをOSとしてiMacを動かしているのだが、全くストレスを感じない。


さて。


安倍晋三である。したい放題、やりたい放題。
中学生の部活の如く、上の者には絶対に逆らえないようになっている。自分を批判する者や自分にとって都合の悪い者は、何らかの方法で飛ばされる。それはヨーロッパかもしれないし、拘置所かもしれない。自民党の総裁選に出ようとした野田聖子氏も、周辺支持者の切り崩しに遭った。不都合な質問をする記者やジャーナリストは、会見の場から排除される。都合の悪い発言や自分の誤認による発言は、議事録から削除される。

アベはここまでの権力を持っている。

では、権力以外にアベの持っているのは何だろうかと考えてみる。カネと友人、血縁しか残らない。
まともな人間ならば、あんな人間の相手はしない。そうであるならば、彼の周辺にはロクな人物はいない。「カネ」は引き継いだモノがたくさんあると思われる。

このようにして素のままの彼にしていくと、何も残らないのである。知性も品性もないことは、日頃の言動から明らか。

自民党総裁の任期を延ばすように党内で決定されたようだが、さりとて数年の話であり、アベがずっと自民党総裁(=内閣総理大臣)であり続けられるはずもない。よって、問題はアベが「権力」を失ったときに出てくる。

取り巻きは全て離れていく。なぜなら、取り巻きはアベではなく「アベに付随する権力」に取り巻いているだけであり、権力を失ったアベには追随しない。こうなると、苦汁を舐めさせられた者の反逆が始まる。

アベの最も恐れているのはここである。憲法改正が悲願であるが故に首相の座にしがみついていると言われているが、一斉に掌を返されることが一番怖いのである。そしてそのときは、彼が有限の命を持っている以上、必ず訪れる。

小生は、誰がどのように掌を返すのかを観察することにしている。今、反旗を翻さずに、相手が劣勢になってから声を挙げるような人物は誰か?

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