教育改革?オノレが先に勉強してくれ!

  • 2016.10.07 Friday
  • 02:13
花王フェザーシャンプー.jpg

昭和30年代の広告らしい、花王フェザーシャンプーという製品の発売は昭和30年頃とのこと。昭和20年代は社会の立て直しが最優先だったろうから、風呂やシャンプーなどは後回しにされたのだろう。しかし、銭湯はそれなりに繁盛していた模様で、洗髪料金が入浴料金とは別に設定されていた。よって、風呂には入るがシャンプーはしないというのが一般的な感覚だったのだろう。

「5日に1度は」と宣伝されているということは、一般的な洗髪頻度はそれ以下だったのだろう。へぇ。


さて。


毎日新聞より:
“4分の3+7分の1”を答えられますか? いつのまにか分数の計算方法を忘れていた


 反復問題集のことをドリルという。穴をあける工具のこともドリルという。共に、英語のスペルは「drill」という表記だ。和製英語かと思っていた。英語圏向けネットショッピングサイトのAmazon.comを検索すると、海外でも「Math Drills(算数ドリル)」や「Daily Learning Drills(毎日ドリル)」という参考書が売られていた。人種や文化にかかわらず、ドリル学習には一定の効果があると考えられているようだ。
 わたしは、たまに小学生用のドリルを買う。30歳をすぎたあるとき、分数の計算ができなくなっていることに気づいたからだ。危機感を覚えた。

■異なる分母同士の分数計算がわからない!?

 文部科学省の「小学校学習指導要領」によれば、分数の計算は小学3年生から学習がはじまる。異なる分母の計算は小学5年生で習う。

【問題A】
4分の3と7分の1を足し算しなさい

 正しい解答を得るためには、異なる分母をそろえる「通分」の知識が必要だ。通分では、それぞれの分母の最小公倍数を求める。最小公倍数を求めるためには、小学2年生で習った乗法九九の知識を使う。4の段と7の段で共通するもっとも小さい倍数。つまり、4と7の最小公倍数は28だ。通分すれば、分母だけでなく分子の数値も変化する。

(問題Aの答え:28分の25)

■小学生レベルの大人にならないために

 幼稚なふるまいを指して「小学生レベル」と言うことがある。もしも異分母の足し算ができなければ、小学5年生の児童にも劣る存在ということだ。いわば小学4年生レベルの大人だ。たとえ社会的地位が高くても、異なる分母の分数計算ができなければ、小学4年生レベルの部長であり、小学4年生レベルの常務であり、小学4年生レベルの社長ということになる。
 社内でどれだけ偉そうにしていても、異なる分母の分数計算すらできない人間は、陰で社員たちに「小学生レベルの上司www」などと笑われている可能性がある。たとえ業績が好調であっても、経営陣のなかに小学生4年生レベルの役員がいることを株主に知られてしまえば、時価総額に悪い影響を与えかねない。成人後におけるドリル学習の重要性をおわかり頂けただろうか。

■大人向けドリルの効能

 わたしの場合、子どものときは「覚えるため」に使っていたが、いまは「忘れないため」に学習ドリルを活用している。はじめは、小学2年生か3年生の算数ドリルでいい。習慣づくりのためだ。1冊500円くらいで買える。内容は、2ケタや3ケタの足し算・引き算など。ひたすら解いていく。答え合わせはしない。ほとんど正解に決まっているからだ。数日間で1冊を終えられる。暗算のトレーニングになる。お手軽に達成感を味わえる。
 算数ドリルの単純作業に疲れてきたら、国語ドリルがオススメだ。漢字の読み書き、四字熟語や慣用句(ことわざ)の意味など、ふだんの生活でも役立つ知識を得られる。国語ドリルに関しては、小学生用ドリルよりも、大人向けドリルのほうが実用的かもしれない。『脳が活性化する 大人の国語力 脳ドリル』(川島隆太・監修/学研プラス・刊)を紹介しよう。

実験は、本書と同じタイプの「四字熟語」問題と「ことわざ・慣用句」問題を解く作業を、光トポグラフィという装置を用いて、脳の血流の変化を調べていきました。
(中略)
安静時に比べて問題を解いているときは、脳の血流が増え、活性化していることが最新の脳科学によって判明したのです。(『脳が活性化する 大人の国語力 脳ドリル』から引用)


 「すらすら読みたい&書きたい日本語」「大人の慣用句&言い回し」「日常生活でよく使う言葉&漢字」「品格が身につくことわざ&故事成語」「四季の言葉&美しい日本語」など、140日分(2100問)を収録している。
 1ぺージあたり15問程度、5分くらいで解ける。漢字検定ほど難しくはないが、テレビのクイズ番組よりは歯ごたえがあった。血流量が増えたかどうかはわからないが、問題を解いているときに、おでこのあたりに熱を感じた。風邪かもしれないが。(文:忌川タツヤ)


……。これが記事になるということは、分数の計算のできない大人が相当数いるということ。小生は大学入試向けの数学の問題集を暇潰しに読むことがあるが、小学生向けのドリルも同じようなものなのだろう。

確かにドリルという形で訓練するのはいいかもしれない。だが、分数そのものの定義(※)を覚えておけばそれですむはずである。


「もとになる量に対して、任意の実数(=分母の数)で分割し、それが幾つ(=分子の数)あるか」

これさえ押さえておけば、足し算も引き算もわけない筈である。「被選挙権を行使しようとしている者に対しては当該自治体で実施されている公立高校の入試問題を解かせ、8割以上の得点を要求する」「政治家の中で『教育』について何らかの会議なり集団なりに属している者には、高校入試とセンター試験を課す」とは以前から言っていたのだが、とても無理であることがわかった。

「なるほど小学生レベルであるから、あのような不毛な答弁になるのか」、合点がいった。

大手新聞社のこの記事は、犯罪に近い。

  • 2016.09.08 Thursday
  • 15:42
iOS、Android問わず、ニュースアプリなるもののPRが盛ん。
「Yahoo!ニュース」「SmartMews」「Gunosy」などなど。


新聞社もアプリ(小生は「アプリ」という略語を嫌いである)を出している。産經新聞は東京版の全紙面をまるまる読めるアプリを無料で公開している。

新聞社アプリはその新聞の購読を前提としているものが大半であり、見出しくらいしかわからない。かといって「Yahoo!ニュース」「SmartMews」「Gunosy」を使おうとも思わない。PC向けのYahoo!のポータルサイトや楽天のそれであるInfoseekなども使う気にならない。Yahoo!ニュースの見出しならば、「こういうことが話題になっているのか」と思いクリックすることもあるが、Infoseekのは週刊誌の見出しと大差ない。

「どのようなニュースを」「誰が」「どのような視点で」

大事なことはこれである。フリーライターの記事の場合は、そのライターの書いた他の記事にも当たることになる。この前は「『イギリスがEU離脱するなら、日本企業はイギリスから引き上げる』と安倍晋三が宣った」というようなフリーライターの記事があった。イギリスはそれに対して大きく動揺したというような内容であったが、調べるとフリーとはいえ、以前に産經新聞の欧州支局にいた人物であった。

くだらん。


さて。


毎日新聞より:
9年かけ500キロ 76歳、車椅子購入し寄贈

 栃木県日光市今市の主婦、大貫静子さん(76)が9年間かけて集めた空き缶のプルタブ約500キロを原資に車椅子1台を購入して市に寄贈した。「困った人のために」と共に集めた夫の由一(よしいち)さんは2012年8月に80歳で他界。由一さんの遺志を継いだ大貫さんは「肩の荷が下りました。目標達成をお父さんに報告したい」と話した。
 大貫さんは、由一さんが所属していたサッカークラブがプルタブを集めて車椅子を贈る取り組みに感銘し、夫婦で同様の活動を始めた。地元住民や知人らに頼みながら地道にプルタブを集め、07年に1台目の車椅子を市に贈った。
 2台目を目指して活動していたが、由一さんが病に倒れてしまった。大貫さんは看病に追われて活動のペースは鈍り、由一さんが亡くなってからは目標を失いかけたという。
 だが大貫さんのもとには、活動を口コミで知った人たちの「小さいけれど、とても重いプルタブ」が次々と寄せられた。プルタブ一つを届けてくれた小学校低学年の児童、リュックサックいっぱいに詰め込んで群馬県から励ましに来てくれたお年寄り−−。「『2台目』の目標を成し遂げるまで頑張ろう」と自らを奮い立たせた。その後は知人らに声をかけたり、自分で集めたりしながらこつこつと活動を続け、9年間で507キロ分のプルタブを集めた。
 8月に市役所であった贈呈式で大貫さんは「プルタブを届けてくれた皆さんの善意が形になった。匿名の方もいて全員にお礼が言えないが感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。車椅子を受け取った斎藤文夫市長は「簡単なようで大変な作業。集まった善意は車椅子に集約されている。大切に使わせていただきます」と感謝を伝えた。
 市健康福祉部によると、車椅子は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」で使用するという。【花野井誠】


プルタブについては3年以上も前に書いた。これ
プルタブも本体も同じアルミニウムであり、プルタブだけが希少な金属であるというワケではない。アルミ缶リサイクル協会も「プルタブははずさないで」と言っている。こちら

ポスターもある。これこれ

誤解した人が勝手にやるのは仕方がない。だが、全国紙がそれを賞賛しては困る。

逃避したものの怨念

  • 2016.08.24 Wednesday
  • 19:49
アホなニュースを二つ。
一つ目、Yahoo!ニュース(AERA)から:
受験か英語か、両立か――多様化する進路に戸惑う親
8月23日(火)14時11分配信

小学校で英語が必修化され、今後は大学入試でも英語の「話す力」が問われるようになるという。子どもに「使える英語」を身につけさせるには、時間もお金もかかる。急激にグローバル化する時代、教育熱心な親たちは、あれもこれも教えなければ取り残されるのでは、と焦っている。(Yahoo!ニュース編集部/AERA編集部)

英語力の「小4の壁」

英語教育の関係者の間では「小4の壁」という言葉が使われている。乳幼児の頃から、通信教育の教材や英会話スクールなどで子どもに身につけさせてきた英語の能力が、小学4年生をピークに落ちていくことを指す。その理由は、中学受験だ。

東京都内で小学4年生の長女(9)を育てている母親(42)も、「小4の壁」にぶち当たっている。自身は帰国子女で、外資系企業に勤務。長女には0歳の頃から、通信教材で英語に親しませ、小学1年生からは週3回、放課後に、ネイティブの英語に触れることができる民間の学童保育に通わせている。おかげで、簡単な日常英会話ができるレベルにまでなった。毎年夏には長めの休みを取って英語圏に旅行し、「実践」もさせてきた。

しかし、今年の夏休みには、旅行の計画を立てられなかった。代わりに長女は毎日、塾の夏期講習に参加している。私立中学に進学することを視野に、3年生の2月から大手の学習塾の受験コースに通い始めたのだ。夏休み前の保護者説明会で、塾の講師は「伸びる子はここで決まる。4年生の夏休みが勝負です!」と語気を強め、びっしりとカリキュラムが詰まった学習計画表を配った。「うちは海外に行くつもりで……」とは言い出せなかった。


もう英語どころではない

周りのママ友たちも、子どもが3年生までは「英語が話せたら就ける職業の可能性が広がる」「世界中どこでも通用する力を身につけさせたい」などと真剣な表情で話していたが、4年生になると一変、模試の結果や偏差値とにらめっこ。受験するのなら、もう英語どころではないという雰囲気だ。

「せっかく時間もお金もかけて英語を身につけさせたのに、受験に邁進する3年間ですっかり忘れてしまうかもしれません。でも、受験に勝ち抜かなければ英語力を生かすチャンスが減るかもしれない。優先順位をどうつければよいのか、悩みます」

と、この母親は言う。

教育に関する情報感度が高い親ほど、思考力やコミュニケーション力を養うために、子どもに早くから英語を学ばせたり、さまざまな体験をさせたりしている。親自身も教育熱心な家庭で育ち、高学歴がプラスに働いた体験をしている場合が少なくない。子どもが成長するにつれ、受験を考え始めるのは当然の流れだ。

結果、「小4の壁」にぶち当たることになる。多くの受験塾は小学4年生で週2日からとなり、6年生になると週4日を超えることもある。英語と受験を両立させようとすると、時間が足りなくなるのだ。

英語入試は「狭き門」

もちろん、英語を入試科目に取り入れる中学も増えている。首都圏模試センターの調べでは、2016年度に帰国子女枠ではない一般入試に英語を導入した首都圏の中学は64校で、前年度からほぼ倍増。そこで求められるのは英検4級以上や、面接担当者と会話ができるレベル。週1回の英会話スクール程度では太刀打ちできそうにない。英語で受験するなら、時間をかけて、受験のための英語をやらなければならないのだ。

親が「英語も受験も」と考える背景には、文部科学省が進める大学入試改革がある。2020年度に導入されるセンター試験の後継テストでは、英語で「読む・書く・聞く・話す」の「4技能」が重視されるようになり、これまでの「受験英語」とはまったく違う問題になることが想定される。さらに文科省は、欧米トップ大学を含む世界の大学が入学資格として認める「国際バカロレア(IB)」の国内認定校を、18年度までに200校に増やすという目標も掲げている。小学校ではすでに11年度から高学年で英語が必修化され、20年度には学習指導要領の改訂で中学年でも必修化、高学年では「教科」となる見通し。親の世代なら、高校で2週間の海外ホームステイをしただけで羨望の的となっていたが、グローバル社会で通用する人材になるためには「英語は話せて当たり前」。問われるのはその先の能力なのだ。

急激なグローバル化に戸惑う親

親のためのグローバル教育情報サイト「Glolea!」編集長の内海裕子さんはこう話す。

「学校教育や企業の急激なグローバル化に直面し、親は子どもにどんな道を選ばせるべきかと戸惑っています。かといって、学歴も無視はできない。ここで英語をやめると、英語力を習得するのに必要な『継続と集中』がいったん途切れることになってしまいます」

中学受験のために習い事やスポーツをやめたり減らしたりする子どもも少なくない中、英語についてはどうするか。内海さんは言う。

「中学受験の勉強は甘くはないので、小学4年生からは英語は続けても気晴らし程度という人が多くなります。スカイプレッスンなどで細々とつないだり、夏休みを利用してフィリピンやハワイで短期集中型の親子留学をしたりする人が増えています」

進路は海外にも広がる

13年度に開校した「東京インターナショナルスクール アフタースクール」は、すべてのカリキュラムを英語で実施する民間学童保育。小学1年生から、週3日以上の通学を必須とすることで、英語での確実なコミュニケーション力の獲得に必要な2000時間を達成できるとしている。これまで通学対象は小学4年生までだったが、17年度からは5年生以上にも、週2回の通学コースを新設する予定だ。スカイプなどで担任教師から個別に指導を受ける「チュートリアル」との組み合わせで、受験塾とも両立できるようにする。坪谷ニュウェル郁子代表は、こう話す。

「受験路線しか知らない親世代は、担保として受験塾や偏差値の高い学校に入れたいと思いがちだが、大学入試改革によって受験の形や求められる能力は確実に変わる。私立中学の英語入試、IB認定校や海外の高校・大学など、進路の選択肢は増えています。目の前の点数や偏差値に一喜一憂するのではなく、大きな流れを見てほしい」

英語が受験に生きる

「僕、実験がたくさんできる中学に行きたい」

首都圏に住む編集者の女性(37)の小学5年生の長男(10)が突然の「受験宣言」をしたのは、4年生の夏。女性は当時を振り返り、「慌ててしまいました」と話す。

小学校に入る前から、近所の英会話教室に通わせたり、エジプトなど各国の駐日大使館のイベントに参加して英語のプレゼンを聞かせたりしてきた。息子が自ら考えることができる機会をつくろうと、クリティカルシンキング(批判的思考力)を親子で学んだり、作文教室に通わせたりとさまざまな経験もさせた。中学受験は考えていなかった。

調べると、「実験をしたい」という息子の希望にかなうのは公立の中高一貫校。過去の入試では身体障害者用の駐車スペースの利用法について意見を書かせるなど、記述力や思考力を重視する傾向があった。

「結果的に、やってきたことが受験に生きるかもしれません」

いつから英語を学ばせるか。子どもに何を体験させるか。選択肢は多いのに「これをやれば確実」というものがない。だから親たちは、迷うのだ。


二つ目、「レアジョブ英会話」という英会話スクールの記事から:
小学校英語教育、2020年「小学3年生から必修化」、「小学5年生から教科化」。英語教育の早期化がもたらす影響とは?

2008年度に小学5,6年生を対象に外国語活動として小学校の英語教育は始まりました。2011年度に「小学5年生から必修」となり、今では、小学校での英語教育はすっかり浸透しています。
この流れはさらに低学年化されることになります。「小学3年生からの必修化」「小学5年生からの教科化」が2020年度に完全実施されます。移行期間を考えると、学校によっては2018年度から段階的に実施されるはずです。このような英語教育の早期化は、日本の英語教育に、または、日本人の英語力にどのような影響をもたらすのでしょうか。

「必修化」「教科化」とは?

「必修化」「教科化」と聞いてもなじみの薄い言葉かもしれません。「必修」とは文字通り必ず小学校で教えられなければならないということです。しかし、「教科」ではないので、国語や社会などのように教科書がありません。よって学習内容・テキスト等は学校(教員)独自に決められます。例えば、現在社会人の方が小学生の頃、金曜日の6時間目などに「必修」の「部活動」の時間があった方も多いと思います。

「教科」とは、簡単に言えば、検定教科書(文科省の検定に合格した教科書)を使用し、テストが行われて通知表に数値による成績がつくということです。この「成績がつく」というのが、生徒、保護者、学習塾業界などに大きなインパクトを与えるのは言うまでもありません。

まず変わるのは・・・?

この動きの中で真っ先にあげられる変化は中学受験における英語の導入でしょう。特に首都圏の私立中学校は、6年後の大学入試で最重要科目となる英語が得意な生徒に入学してもらいたいという本音があります。現在でも中学入試に英語を導入している学校もありますが、そのような学校の大半は帰国子女向けの特別枠です。「教科」になり、全ての小学生にテストによる成績がつけられれば、中学受験への英語の導入は一斉に広がって行くことは間違いありません。中学受験で広まれば学習塾が必ずその流れに追随します。小学生英語を取り巻く状況は一変し、加熱することは目に見えています。

反対する声もありますが・・・。

この英語学習の早期化に反対する声もあります。その代表的なものが「まずは日本語から・・・」というものです。この件に関する論文や記事は私自身もかなり読んできました。それらの大半が「母語がある程度確立してからの方が外国語の学習効果は高まる」「言語脳の発達過程では一つの言語に集中すべき」という発想です。

これはわかります。しかし、小学校で扱われる英語はせいぜいリンゴの絵を見て「APPLE!」。ペアになって「How are you?」「I am fine! / hungry!」です。複雑な英文構造を読解する力は、母語がある程度確立してからの方が効果はあると思います。しかし、APPLE!やHow are you?と口に出すことが、日本語の習得を妨げることになるとは思えません。

そして、このことは英語先進国と知られる韓国で証明されています。韓国では1997年に小学校3年生から英語が必修化されました。それが韓国人の英語力向上の大きな要因になっていることは周知の事実です。そして、母語である韓国語習得への悪影響がなかったことも様々なデータから明らかになっています。

英語教育の早期化。保護者としてできることは?

小学校の英語教育早期化は保護者にとっても大きな関心です。英語学習業界もその流れに拍車をかけています。小学3年生での必修化を受けて、より低年齢層(小学3年生未満)への教育も盛んになってきました。この流れに反対ではありませんが、やはり、冷静な判断は必要だと思います。低年齢層への英語学習ブームもあり、「今の(小さい)うちにLとRの音の聞き分けを・・・」「〇歳までが正しい発音習得の・・・」などといううたい文句もよく目にします。不安を煽られている保護者の方も多いようです。

このような風潮には首をかしげたくなります。私は今でも明瞭に発音してもらわなければLとRの違いは分かりません。しかし、それが原因で英語学習や英語指導に困ったことは皆無と言っていいでしょう。感覚的には伝えにくいので、ありのままに書かせていただきますが、先週(1月24日)の英検一級は本会場で受験しました。リスニングパートは2問ミスのみ(32/34点)でした。合格者の中でも上位の成績のはずです。LとRの違いが分からなくても、英検一級のリスニングは十分聞き取れるのです。(もちろん、英語教育者として努力はしなければなりませんが・・・)。

英語教育の早期化によって子供たちが得る最大の恩恵は、「発音が・・・」「聞き取りが・・・」「学習内容が・・・」ではないのです。幼いころから英語に接することにより、「英語って楽しい」「英語が話せたらカッコいい」という気持ちを子供たち自身が人生の早い段階で感じることだと思います。
 サッカー日本代表の長友佑都は「物心ついた頃からサッカーボールを蹴ってました」と言います。この感覚は英語学習にも大切なはずです。

※フォント赤色は小生による

……、もう何と言っていいのやら。

後者の文章では「早期の英語教育が日本語の習得に悪影響を与えることはない」という。しかし、小学校で習うとされる英語は、大人なら数時間で修得できる。

リンゴの絵を見て「APPLE!」。ペアになって「How are you?」「I am fine! / hungry!」
これをすらすら言えたとして、それがどうだというのか。

外国語の学習そのものを否定するものではない。むしろ、母国語を相対化して捉えるために必要だと思っている。だが、中学からの6年間で十分間に合う。小生はパスポートを持ったことがない。英語の学習は日常生活の中で、それも気の向いたときに。教材にも自分で制限を設けている「高校生や大学受験生が使うもの」。それでもネイティブとの会話に特段困ったことはないし、[I've never been abroad.] と伝えると驚かれる。決して高校生に求められる英語力を全て身につけているワケではない(∵センター試験の過去問でも、大学別の筆記試験でも満点を取れない)。それでも英字新聞を読み、ネイティブと特定のトピックに関しての込み入った会話をすることはできる。高校英語の水準が斯く高いことを、小生は身を以て証明しているつもりである。

百歩譲って、中学より早い段階で英語を始める必要があると認めるとしよう。ならば、「将来、外国語で仕事をする可能性のある子ども」にその言語を同じ時期から学習させるべきである。ドイツの日本大使館で働きたいと思っている子どもにはドイツ語を、同じようにフランス語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、タイ語、インド語、アラビア語、中国語、韓国語、ロマンシュ語、スワヒリ語、……。

現在、国交のある国には(日本)大使館が設置されている。英語だけで仕事ができるところは稀なはずである。
語学に限らない。医者として働いている人は、幼少時から人体の内部構造に興味を持っていたとでもいうのだろうか。


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英語学習のことを考えると、本当にピアノのレッスンに似ていると常々思う「挫折した人の多さ」。

「大学に入ってからサックスを始めた」という知人がいる。トランペットでもコントラバスでもいいのだが、ここに違和感を覚える人は少ないはずである。だが、小生が「ピアノを始めたのは二十歳から」と宣うと間違いなく驚かれる。驚かれるが事実である。二十歳から始めたとしても、小生は現在45歳である。休み休みであっても25年もやっていれば、そこそこの腕前にはなる。

ピアノは小さいときに苦しめられた人が多いのである。最近は減ってきたようだが、それでも三十歳以上の女性に訊くと半数以上は幼少期にやっていたと応える。バイエルとチェルニーに苦しめられたのだろう。小生はどちらもやったことがない。事情は英語も同じで、苦しめられた人の数はピアノのそれの比ではない。英語の早期必修化は、そういう人たちの怨念によるとしか思えない:

「学生時代にあなたは英語で嫌な思いをしたのかもしれない。だが、それは単にあなたが英語の学習から逃げ回った結果に過ぎない」。

これを嘲る人は、現状を知らない。

  • 2016.08.21 Sunday
  • 22:10
やっと、国内の民族大移動が終わった感がある。

「盆正月とGWにはどこかに行かなければいけないのか?」いや、その時期しか休みを取れない人たちには遠慮なく休んでいただきたいし、或いは旅行や帰省を楽しんでいただきたい。ただ、他の日程でも休みが取れる人に対しては「どうして態々、混雑を増大させるようなことをするのか」。小生の知っている人は盆正月しか休みが取れなかったようで、この夏に北海道から名古屋の実家へ、子どもさんを連れて戻られたらしい。涼しいであろう北海道からサウナ紛いの内地に戻る?そこしか休みがなかったとしても、これでは仕事よりも疲れるような気がする。

フレックスタイムやワークシェアリングなどと叫ばれても、現状は旧態依然。役所は率先して土日祝も業務を行うべきである。服装や髪型には規制を設けない役所が多いが、働き方は変わらんらしい。土日祝に開ければ、雇用も増える。銀行や病院にも同じことを思う。銀行はオンラインバンキングやコンビニATMなどで幾分かの改善は見られるが、病院は思いっきり休んでくれる。いや、個人の開業医ならば構わんよ。けれども、未だに「休日夜間の診療医院・病院」が告知されている。勿論、患者の安直な受診、コンビニ受診といわれるそうだが、それらは慎まなければならない。けれども、スタッフをローテーションで回しているような病院であれば、なんとでもなろう。入院病棟には常時スタッフがいるではないか。外来に対してはそれができない?


さて。


信毎web(信濃毎日新聞のサイト)より:
長野大入試の英語問題が酷似 海外サイトを参照

 長野大(上田市)が今年1月に実施した2016年度一般入試の英語問題で、設問の一部がカナダの大学付属語学学校が開設しているインターネットの学習サイトの設問に酷似していたことが分かった。学外からの指摘で発覚した。大学側は17日、同大の男性教員が、長文の引用だけでなく設問も含めて入試問題の作成にこのサイトを参照したことを認め、「再発防止に努める」としている。
 広報入試課によると、酷似していたのは、英語の長文を読んで設問に答える問題で、内容は中国の民話の一節。大学側は、設問8問中4問がこのサイトにある設問とほぼ同じ内容と判断した。
 入試問題は通常、公開された著作物などから長文を引用し、設問は大学側で作る。しかし、今回の問題作成に当たった教員は、長文と設問がセットになった学習サイトを参考にしていた。この教員は大学側に対し「サイトを参考にしたが、全く同じにならないように留意した」と釈明しているという。
 大学側は、海外の一般向けではないサイトで、多くの人が閲覧する可能性は低いなどと判断し、「試験の公平性に問題はなかった」(池谷道英広報入試課長)との見解を示している。
 広報入試課は、再発防止策について、入試問題作成を担当する複数の教員が集まって問題を検討する際に出典を確認することや、科目ごとに問題作成ガイドラインを設けることなどを挙げている。
 同課によると、この英語問題に臨んだのは20人。問題作成者については、入試情報の漏えいなどを防ぐためとして、学内でも明らかにしていない。
(8月18日)


この大学の他には、青森大学、宮城大学、神奈川大学、奈良大学、兵庫大学、愛知大学、福岡大学、沖縄大学がある「県名を冠した私立大学」。長野県にある国立大学は信州大学である。ま、こんなことはどうでもいい。英語の入試問題の素材探しは斯様に難しい。このことは三年前に書いた。これ

・政治的宗教的な色合いがなく
・特殊な専門知識を必要とせず
・それなりに知的な内容であり
・表現や構文が適度に難しい


こんな条件を満たす長文がそうそう見つかる筈がない。制限は他にもある、「自学だけではなく他学、センター試験の過去の問題でも使われていないこと」「高校生の教科書や副読本に載っていないこと」。

「英語を読めますか、書けますか?」と英文和訳と和文英訳だけを出題している京大の英語入試は、受験生の英語の力を測る王道である。ここに「聴き取れますか、話せますか?」という問題を加えれば完璧であるのだが、事務処理の問題で実施できない模様。だが、読めないし書けないような受験生が音声での問題に対応できる筈がない(帰国子女などの例外は除く)。

センター試験と同じように、英語の問題に関しては国公私立を問わず全ての大学が京都大学と同じような問題を出せばよいと思うのだが、一般教養課程でbe動詞の活用を教えるような大学もあるのだから無理である。

文科省はセンター試験にかわる試験を実施するといい、その中でも国語を筆記式にするという「マークシートでは本当の国語力を測れない」。

マークシート試験に対するこの認識そのものは間違っていない。しかし、提言したり会議に加わっている人の中でどれだけの人が現行のセンター試験や大学の個別試験に目を通したのだろうか。

小生も受験生の頃はセンター試験の国語に苦しまされた。だが、いろんな書物を読んだ今では、それぞれの設問は妥当だと思えるし、これで正答を出せないようならば筆記試験など課すだけ無駄。

外国人を想定すればわかりやすいかもしれない。「ひらがなを読めるか」「漢字混じりの文章を読めるか」これらの試験には選択式の問題で十分である。「外国人と日本の受験生を同一視するのか?」と非難されるかもしれない。非難する人は現状を知らないだけである。別に現在の受験生と対面せずともよい、「アベシンゾー」という人の答弁をテレビで見れば十分である。全く「答」弁になっていない。訊かれたことに答えていないし、自分には答えられないようなことを訊いてくる人間に対しては場すら与えない。

「子どもの手本」という表現があるが、「人間は勉強しなくてもよい」という姿を連日曝している人物がいる以上、どれだけ政治屋や文科省、現場の教師が努力しようと、徒労に終わるのは必至である。

楽天が潰れると困る

  • 2016.07.26 Tuesday
  • 01:19
この国では自力救済は禁止されている。けれどもこの概念すら知らない者が少なからずいて、勝手に場を仕切ったり裁定をしたりする。地域の自治会の役員にこういうのが多い。そこから政治屋になるのもいる「総理大臣の私が言っているんですから間違いないじゃないですか!」。

今まで二回程、こういう輩に面倒な思いをさせられた「なんやねん?その『ジリキキューサイ』って?」。説明に口ごもると、「自分でもわからん言葉を使うな!アホ!」。

……、あんたのボキャブラリーの範囲内で説明しようとして言葉を探していたんだよ。酸やアルカリを知らない人にpHの説明をするようなもの。兵庫県川西市に県営住宅は幾つかあるけれど、そのうちの一つの二階の一室にそういうのが住んでいる。こういうのには「対抗無効」である。「登記があるから対抗できる」という抗弁は通じない。よって、関わらないに限る。


さて。


久々に楽天のことを。
なんだかんだと悪口を言い乍らも、文具などの小物や書籍の購入をしている「ポイントだけで」。送料に至るまで実費は一円も落としていない。

そこへ、少々古い日経の記事:
楽天、「vsアマゾン」物流決戦の先兵はシンデレラ
2012/11/14 6:00

 楽天がネット通販を支える物流インフラの整備を加速する。6日の2012年1〜9月期決算発表では14年をメドに千葉県市川市に新たな大規模物流拠点を開設することを公表。さらにフランスの物流システム会社「アルファ・ダイレクト・サービシズ(ADS)」を買収することも明らかにした。物流はライバルの米アマゾン・ドット・コムのお家芸。最短で注文当日に届くスピードが顧客を引き付ける。顧客の利便性で巻き返せるか。楽天が今回用意した切り札が物流の自動化技術「シンデレラ」だ。
 倉庫内の上下左右に張り巡らされたベルトコンベヤーを、段ボールが高速で行き交う――。6日の決算説明会で流された資料映像の一場面だ。ADSが運用する倉庫内の自動化システム「シンデレラ」。おとぎ話のような効率化を実現させるとの意味が込められている。平面だけでなく3次元空間を使って在庫管理・配送を自動化する技術で、仏ロレアルなど100社超の顧客を持つ。
 楽天はシンデレラを順次国内の物流施設に導入するほか、仏電子商取引(EC)子会社のプライスミニスターとも連携を進める。三木谷浩史社長は「世界中の倉庫を訪れ、たくさんの自動化技術を見てきたが、これがベストだ。コストが劇的に下がり、より早く正確な配送が実現する」と期待を込める。
 楽天にとって物流は喫緊の課題だ。楽天市場は出店する店舗から売上高や出品点数などに応じて手数料を受け取るマーケットプレイスモデル。商品を自社で仕入れて大規模物流拠点に集約・配送するアマゾンとはモデルが異なる。品ぞろえの豊富さが強みである半面、出荷元の店舗が全国に散らばっているため、アマゾン型の物流戦略は採りにくい。これまでは既に国内にネットワークを持つヤマトホールディングスなど物流会社との連携で対応してきたが、10年には千葉県市川市に初めて大規模物流拠点を開設。13年には兵庫県川西市、14年には再び市川市など相次ぎ自社の物流網を整備する方針に転換している。
 「4回注文したら、利用者は商品が届くのを4回待たなければならない状況を変える」。物流を統括する武田和徳常務執行役員は力を込める。複数店舗の商品を自社の物流施設に集約してひとくくりに梱包。各地に散らばる小規模の配送センターも活用し、一括して届けられるようにする構想だ。早期の配達希望にも対応するためには施設での荷さばきを迅速化させる必要があり、シンデレラの先端技術を活用しようというのだ。
 また、物流の自動化は収益面でより重要になる。たとえばアマゾンは今年、約650億円を投じて物流ロボット会社の米キバ・システムズを買収。自走式のロボットが倉庫内を走り回り、自動で荷物を運ぶ近未来的な技術を誇る。大規模物流網を自前で展開する同社では、倉庫内作業を人海戦術に依存していることが収益の足かせになってきた。11年12月期の連結売上高営業利益率は2%弱。収益性の改善が巨額買収の背景だった。楽天にとって自動化技術は、費用負担を抑制しながら自社の物流を強化するための手段としても期待がかかる。
 楽天が今回発表した12年7〜9月期決算では、ネット通販などを中心とする電子商取引(EC)の取扱高が前年同期比11%増。前年同期比の伸び率が1〜3月期が20%、4〜6月期が14%だった点を考えると減速ともとれる。地上デジタル放送移行に伴うテレビ販売の特需があった反動減や、利用拡大へのカンフル剤になる「楽天スーパーセール」を実施しなかった特殊要因もあった。ただ、アマゾンやヤフー・アスクル連合などとの競争激化が予想されるなか、本業の成長維持が楽天の投資テーマになりつつあるのも事実だ。
 12年1〜9月期の連結経常利益は前年同期比13%増の532億円と過去最高を更新。ネット通販の好調やクレジットカードを中心とした金融事業の成長がけん引した。楽天は将来の成長のため電子書籍や海外事業に注力しているが、業績面では投資が先行している状況。業績拡大路線の維持に対する国内ネット通販の役割は大きいだけに、物流戦略の成否への投資家の注目度は今後も高まりそうだ。
(伊原健作)


四年近く前の記事である。そうしてMyNewsJapanの記事(2014/09/15)。小生は会員ではないので途中まで:

「楽天に入社してもイノベーティブな仕事はできません」元ベテラン中途社員が忠告

 今年1月、年明け早々のことでした。部屋に呼ばれて行くと、所属部門のトップから、突然、「転職先を探してほしい」と言われたのです。確かに、担当役員だった武田和徳氏は年末までに飛ばされていたので、不穏な空気はありましたが、まさかこのタイミングで自分がリストラされるとは思っていませんでした。なにしろ、つい1カ月前までは、「シンデレラ」と呼ばれる倉庫内の自動化装置を楽天の物流施設に順次、導入していく方針が決まっており、それを担うエンジニアリング本部の人たちは、円滑に導入・運用するためにフランスやドイツにも視察に行くことになっていて、海外出張の準備も進めていたのです。
 三木谷社長も「世界中の倉庫を訪れ、たくさんの自動化技術を見てきたが、これがベストだ。コストが劇的に下がり、より早く正確な配送が実現する」(日経2012/11/14記事)など、社内外で、自らシンデレラを絶賛し、マスコミがそれを垂れ流していました。数十億円規模といわれる投資で、シンデレラの技術を持つフランスの「アルファ・ダイレクト・サービシズ(ADS)」を買収したのですから、当然です。
 シンデレラは、3次元の空間を活用して在庫管理・配送を自動化する技術で(※おとぎ話のような効率化を実現させるとの意味から名づけられたとされる)、楽天は、まず川西(兵庫県川西市)にある物流センターに入れたうえで、順次、国内各地に設立していく物流センターにも導入し、全国へ横展開していくことになっていました。
 その際、新規に立ち上げられたエンジニアリング本部の約20人が、シンデレラを活用してオートメーション化を推進、カイゼン・メンテを担うことになっていました。それが、年が明けると、その計画はやめたから、みなさん転職先を探して退職してくれ、割増退職金など何の補償もしません、退職パッケージの類は何もありません、と言い出した。人を雇っておきながら、あまりに無責任な姿勢ではないでしょうか。

◇ああ、クローザーがやって来たな、と

 年明けから、現場には突然、島貫慶太(楽天上級執行役員)が送り込まれてきました。新たに設立する楽天スーパーロジスティクス(RSL)の社長だということでした。「経費は1円から申請しろ」とか言い出しました。ああ、これはクローザーがやってきたな、と思いましたよ。朝礼では、「何ニヤニヤしてんだ!」などと、現場のオペレーションの個人を恫喝してました。ちょっと笑っただけでね。「ああ、こんなのが来たのか…」と残念な気持ちでした。
 毎朝の朝礼時に、特定の個人を目標とした島貫氏の恫喝を見て、将来性の消失とコンプライアンスの崩壊を感じ、退職を決めました。
 シンデレラは、100メートル以上はある巨大な装置で、30以上ものコンテナに分けて、ヨーロッパから川西まで運んできました。あのレベルの機械は、メンテせずに半年も放置したら、ダメになります。もう半年以上も通電してませんから、動かないでしょう。
 ソフトウェアも買ったので、数十億円はかかっています。これらの巨額の投資は、今やドブに捨てたも同然ですが、株主にどう説明するつもりなのでしょうか。しかも、こういう事態に及んでも、廃棄するか売却するか、といった基本的な説明すらしません。マスコミは買収や設備投資など景気のよい話だけしか書きません。
 私が伝えたいのは、楽天は、そういう会社なのだ、ということです。ほかの一般的な上場会社と一緒に見てはダメです。少なくとも、.....


この記事から2年になる。記事の通りなら「灰かぶり」も死んでいることだろう。兵庫県川西市の物流拠点は残っているようだが、本来はこのような拠点を全国に何カ所も作る予定だったそうだが、現在は関東と関西にそれぞれ一つずつ。

「どうしても欲しいもの、必要なもの」が楽天でしか手に入らない、或いは楽天で最安値であることは滅多にない。小生が見た範囲では、
楽天でのMDR-CD900ST価格.jpg
これだけである。

一度でも利用すると山のように届くメール。逆効果だと気づかないのだろうか?小生はレンタルサーバを利用しているので捨てアドレスを幾つも作れるが、メインアドレスで利用した人はエラい目に遭うことになる。

楽天が潰れると三菱JETSTREAMを無料で調達できなくなるので困る。よって、サバイブしてほしいと思う。けれども、あそこで働きたいと思う人は漸減しているようだし、退職者の増加も。つまりブラック。

亀井敏が展開した調剤薬局FC(LAGOLLA)よりはマシといった程度で、企業としての魅力はない。

届かない

  • 2016.07.22 Friday
  • 19:48
SoftBankショップに貼り出されていたポスター:
SBショップポスター.jpg

ガラス越しなので小生が映り込んでいる。
「1年間最大41.4万円相当還元」って、四人家族だと一年間でこれを遥かに超える通信費を払っていることになる。「1人あたり割引額合計最大103,632円還元」ともある。単純比較はできんが、独り身の小生の二年間の通信費(固定電話、ネット、携帯の総額)は約231,000円(通話料金別、NTT基本料金込み。税率は8%、ユニバーサル料金は3円で計算)である。


さて。


テレビを点けると「こいけ!こいけ!こいけ!こいけ! ゆりこ!ゆりこ!ゆりこ!ゆりこ!」と、応援演説(?)者が叫んでいる場面が映っていた。他の候補も同じだろうし、いや、この前の参院選も小生の住む自治体の議員選でも同じだった。

参院選では安倍晋三も応援に入った選挙区で同じことをしていた。名前を連呼して応援する一国の首相?

当選請負人なる業者もあるらしい。ポスターの写真の写し方だとか、たすきの掛け方にマイクの持ち方といったレクチャーをするらしい。けれども、それは本人の能力や思想とは無関係じゃん?

しかし、こういう選挙がずっと続いている。「名前を呼んだ回数と配ったビラの数、握手をした回数」の競争が続くのは、票を投じる側がそれに応じるからと考えるよりない。

毎日新聞より:
学力差だけではない大学の格差=粥川準二(科学ライター)

 7月10日、選挙に行ってきた。
 ところで筆者は三つの私立大学で非常勤講師として講義を担当している。当然だが、学生たちの学力や理解度には差がある。A大学とB大学の学生はそんなに問題はないが、C大学の学生の半数は小学校高学年レベルの算数を使いこなせない。
 学力に差があるのは割り切ることができる。同じようなテーマで90分話す場合、C大学ではA大学の3分の2程度の情報量だけを教える。深刻なのは、態度や意欲に差があることだ。C大学では、教室に行くとみんな真っ暗な中でスマホをいじっている(誰も明かりをつけようとしない!)。いくら「質問ありませんか?」と聞いても、手を挙げる学生はほぼ皆無。毎回小さな紙に意見や感想を書かせているのだが、配布プリントから数行写すだけの学生が大半。
 彼らは学ぶことの価値を誰からも教えてもらえなかったのだろう。ようするにA大学やB大学と、C大学とでは、学生の親たちの社会経済的地位が違うと推測せざるを得ない。
 A大学の学内新聞によると、アンケートでは学生の66%が「投票に行く」と答えた。C大学では学祭で模擬選挙などが行われた。が、授業内容について意見を書けない学生が政治に意見を持つとは考えにくい。
 選挙で経済格差の解消に消極的な政党や候補者が勝てば、そのしわ寄せは社会的弱者に向かう。筆者が教える学生たちに話を限れば、C大学の学生だ。彼らがそれを自覚している気配はまったくないが、将来苦労しても、彼らの自己責任なのか。その点は割り切ることができない。


粥川準二氏のTwitterアカウントにプロフィールがあったので、引用:

1969年生まれ、愛知県出身。ライター・編集者・翻訳者。「ジャーナリスト」と呼ばれることも。著書『バイオ化する社会』(青土社)。共訳書『逆襲するテクノロジー』(エドワード・テナー著、早川書房)など、共著書『生命倫理とは何か』(市野川容孝編、平凡社)など。国士舘大学、明治学院大学、日本大学非常勤講師。博士(社会学)。
※フォント赤色は小生による

文中の「A大学」「B大学」「C大学」のどれが、それぞれ「国士舘大学」「明治学院大学」「日本大学」に相当するのかという詰まらぬことは考えない。三つともアホな学生しかいない大学なのだから。

「ようするにA大学やB大学と、C大学とでは、学生の親たちの社会経済的地位が違うと推測せざるを得ない」とあるが、知的格差の再生産が顕在化しているに過ぎない。現在の大学生の親は、四十代後半あたりから還暦前後まで。第二次ベビーブームの直前であり、国立大学の入試でいえば「共通一次」の世代。個々人の学力が明確に数値化された時期であり、「機会は平等だが結果はそうではない」ということが明確になった時代。

所謂「ヘンサチの高い大学」にもバカはいる。「いい大学に行ったからといって優秀とは限らない」というのはこの辺りの事情を指している。だが、「ヘンサチの低い大学」から優秀な人物が輩出される可能性は極めて低い。これは、大学入試が知力や能力を問うものではなく与えられた条件から結果を出す能力、つまり情報処理能力の優れている者を選別する試験であることを示している。これは現代の先進国とされる国で形成されている経済社会で生き残る能力でもある。企業が有名大学の学生を優先して採用することが批判されているが、資本主義経済の下での合理的な判断である。

だが、選挙は異なる。上記の記事の言葉を使えば「A大学やB大学の学生」と「C大学の学生」の能力差を問わない、選挙権は平等なのである。そうであれば後者を煽る方が集票効率がよい。

テレビではドキュメンタリー番組が流され新聞にもオピニオンが載せられ、ネットでも問題を提起する記事を書いている人がいる。だが、「C大学の学生」はそれらに接しないのである。新聞はとっていないしニュースサイトにもアクセスしない。オピニオンや書物は論外。

籾井に「完全にコントロール」されているNHKでも、Nスペ(NHKスペシャル)はたまに力の入った番組を作る。民放でも読売系列であるはずの日テレが「NNNドキュメント」で秀逸な番組を残している。

「C大学の学生」もテレビを持っている。寧ろテレビを持っていないのは「A大学の学生」に見られる。しかし、「C大学の学生」はその時間に、どうしようもなく下らん裏番組を視聴している。視聴率もそちらの方が遥かに高い。正論は愚昧なマジョリティには届かない。

ラジオで何を語ろうと、ラジオを持っていない人には届かないのと同じである。

最低の総理と最低限度の生活と

  • 2016.07.04 Monday
  • 03:15
「最低の総理」については、彼が言語運用能力を持たぬ以上、何を言っても無駄である。言葉が通じない人間は政治家になってはならない。アベと自民党には決して票を入れないし、入れさせてもいけない。それだけである。

少々古いのだが、先月初めの北海道新聞にあった記事:
道新1.jpg
道新2.jpg

ネットにも出たのだが、全文ではなかった:
人間らしい生活営むには「25歳で月22万円必要」 道労連調査
06/04 06:20

 道労連は3日、25歳の若者が健康で文化的な生活を送るのに必要な額である最低生計費の試算結果を発表した。札幌市内に住む単身者の場合、男性は税引き前で月額22万5002円、女性は同22万249円必要だという。年収換算で約270万円前後。時給で換算すると、1日8時間、週5日休みなく働いた場合で男性1295円、女性1267円が必要としている。
 各地で同様の調査を行う静岡県立大短大部の中沢秀一准教授(社会保障論)が協力。全道の加盟労組の組合員で10〜30代の単身者201人の持ち物や生活費の実態を調査し、必要最低限をみる基礎データとした。
 最低生計費の試算は、若者が多い白石区在住を想定。25平方メートルの1DKアパート(家賃3万4千円)に住み、車は持たず、通勤に地下鉄を利用。家電製品は量販店で最低価格のものをそろえ、食費は男性で約4万円、背広2着(1着約1万6千円)を着回す―などの状況で積み上げた。


これについてキャリコネが、細かく数字を検証した記事を出していた:
25歳の若者が最低限度の生活を送るには地方都市でも月22万円が必要 道労連の調査に「この試算に合わせて最賃を見直して欲しい」の声
2016.6.9
キャリコネ編集部

政府が6月2日に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」では、最低賃金を年間3%ずつ引き上げ、全国平均1000円を目指すと指針が公表されている。しかし、最近では最低賃金1500円を目指す運動が各地で盛んになっている。時給1500円ないとまともな生活を送れないというのが彼らの主張だ。

実際、最低賃金が1000円では厳しい状況のようだ。6月3日に北海道労働組合総連合(道労連)が発表した「北海道最低生計費試算調査結果」によれば、札幌市で25歳の若者が「健康で文化的な最低限度の生活」を送るには月収(税込)で男性は22万5002円、女性は22万249円が必要だという。これを最低賃金審議会で用いる月の所定内労働時間173.8時間で割ると、男性で時給1295円、女性で1267円ないといけないのだ。

女性の場合、1着3310円のワンピース2着を4年間着まわす

調査では、全労連に加盟する10〜30代の単身者201人の回答から生活の実態を分析。モデルケースを想定した。月収約22万円というと余裕があるのではと考える人もいるかもしれないが、試算を見るとそうでもない。

まず、住居は札幌市白石区の25平方メートルの1DKのアパートで、家賃は最低価格帯で3万4000円(共益費込)。車は持たず、地下鉄を利用して通勤する。食費は月に2〜3回の飲み会やランチを含め、男性で約4万円、女性で約3万2000円。家電製品は量販店で最低価格帯のものを揃える。

衣類は「人前に出て恥をかかないでいられるため」に必要なもので、例えば男性の場合は1着1万5800円の背広を2着購入した場合、それを4年間買い足さずに着用する。女性の場合は1着3310円のワンピース2着を4年間着用する計算だ。その他の衣服も基本的には購入後2〜4年間着用することが想定されている。

休日の過ごし方は「自宅での休養」がメイン。月に1度、5000円程度の日帰り旅行に出掛けられるが、恋人や友人と映画やショッピングをするために掛けられる予算は月8000円。帰省を含め年3〜4回の日帰り旅行をする余裕はあるものの、一回にかけられるお金は3万〜4万円。平均が5万5000円のため、少し心許ない。

他に小遣い(喫茶店でのコーヒーなど)に使えるお金は月に6000円。これだけ切り詰めても手元に残るのは男性で1万6300円、女性で1万5900円だ。もし、車を持っていたり、奨学金の返済があるとしたら、月収約22万円でも赤字を余儀なくされてしまう。貯金もままならない。

「東京だとプラス5万ぐらい必要になりそうで辛い」

札幌市内で上記の最低限の生活を送るのに男性だと時給1295円は必要なわけだが、北海道の現在の最低賃金は764円。500円以上の隔たりがある。道労連は「現行の最低賃金額はあまりにも低すぎる」と指摘し、政府の目指す最低賃金1000円が達成されたとしても「きちんとした生活が送れるレベルには程遠い」と述べている。

同調査の結果の概要は、6月4日付けの北海道新聞にも掲載された。この結果を知った人からは、

「やっぱそのくらいは要るよね…」
「これでも買い物は選り好みできず最安値の一択が前提だから、それが『人間らしい』かどうかも怪しいところ」
「この試算に合わせて最低賃金を見直して欲しいが」

といった感想が寄せられていた。また、この試算が札幌市内のものであるため、「北海道でこれなので、東京だとプラス5万ぐらい必要になりそうで辛い」という声も。確かに、都内だと家賃の負担はさらに高くなりそうだ。ちなみに同調査が参データを掲載している、2008年に行われた首都圏(さいたま市)の最低生計費調査結果では、23万3801円が必要となっている。


只、道労連のPDFを見ても、通信費や水道光熱費、新聞書籍の数字がない。北海道なら冬の灯油代もバカにならない。今の社会で経済的な生活を営むにはネットは不可欠なのだが、どのような数字なのだろうか。

……、この辺りに地方の実相を見てしまう。「これだけ情報通信網と流通網が整備されれば、居住地に起因する不利益は殆どなくなる」、持論。だが実際は、地方へ行くほどネットが使われていないように見える。小生の居住地も相当な田舎(地方)で、町ですれ違う人を見てもローマ字の読み書きすら怪しそうなのが殆ど。たとえば、
クーポン.jpg

昨今は有り触れた感がある、携帯電話の画面を店員に示すクーポン。小生は日常から使っていて、できるだけ1,500円を大きく上回らない金額で買い物をしている。2,000円以内の買い物であれば割引率は一割を超える。100円や200円で1ポイントのご時世、「一割」は大きい。だが先日、これを使って清算をすませた後、服の袖口をクイと引っ張られたのである「アレ何なん?」。

見た感じ五十代の女性だった。小生も四十代ど真ん中に達したので、それほど歳が離れているワケではない。素直に返した「クーポンですよ」。すると鸚鵡返しに「クーポン?」と、きょとんとした顔をされた。

昭和元年生まれでも、91歳。自ら買い物に足を運ぶことのできるような人は携帯電話を持っている、好むと好まずに関わらず。これは一昔前ならば、自宅に固定電話を引いていることに相当したはず。ボタンがたくさんついている従来型の携帯電話であっても、まだ同じメリットは享受できる(できなくなる日は近いけれども)。「らくらくスマホ」なんてのもある。

話を戻す。

ここで「人の温かみ」などという安っぽい言葉は使わない。小生とてゴミステーションの掃除当番になったときは同じエリアの人に手伝って貰ったこともあれば、逆に当番でないときに手伝ったこともある。通信販売ではない対面販売のよさも実感している。世間話に花が咲いた後、「これも持っていき!」とオマケを貰うことも珍しくない。

疑問は「どうしてネットか対面か」と相反するものととらえられてしまうのか、ということである。この根本的な認識が多くの地方の人に持たれている間は、握手をした有権者が多い候補者から当選するという選挙が続く。

国会議員は全員全国区でいい。地元の声が届かない?地方に目をやらないような候補者に入れなければいいだけだ。北海道出身の議員が普天間基地の問題に積極的でも全然構わない。そのように全国に目を配れるように、鉄道の議員パスが存在する。小生の選挙区には鴻池祥肇というどうしようもない女好きがいるが、普通なら再選されない筈である。しかし、「醜聞はあったけど、地元へ便宜を図ってくれるから」と票を集めてしまう。全国区にすればこういうのは排斥できるし、安倍晋三も排斥できる。

小生は何かおかしなことを言っているだろうか?

勤労の権利

  • 2016.06.19 Sunday
  • 16:13
今日の日本経済新聞一面トップ:
国内新車販売 500万台割れ 今年見通し、5年ぶり低水準 車離れ、燃費不正が追い打ち

 2016年の国内新車販売が500万台を割り込む見通しだ。東日本大震災のあった11年以来5年ぶりの低水準となる。若者の自動車離れや複数の会員で車を使うカーシェアリングサービスの台頭といった構造要因に加え、14年の消費増税から続く販売不振から抜けきれない。三菱自動車やスズキの燃費データ不正問題も追い打ちをかける。日本の自動車産業は就業人口の1割弱を占める基幹産業。市場縮小が続けば景気への影響も広がりそうだ。
 業界団体によると1〜5月の累計販売は前年同期比4.8%減の212万6千台にとどまった。排気量660cc超の登録車は0.2%増の135万4千台だったが、軽自動車は12.5%減の77万2千台と落ち込んだ。6月も「軽市場は1割前後のマイナスが続いている」(大手メーカーの販売店)。この結果、1〜6月は250万台前後と12年以降で最低の水準となる見通しだ。
 国内の新車市場は少子高齢化によって1990年の777万7千台をピークに減少基調をたどっている。11年の東日本大震災以降はプラスを確保していたが、昨年は504万6500台と4年ぶりのマイナス。モノの所有にこだわらない消費者が増え、スマートフォン(スマホ)を使ったカーシェアの利用が広がっていることも新車販売の現場に影を落とす。
 今年は4月に発生した熊本地震の影響でトヨタ自動車やダイハツ工業などが完成車組み立て工場を一時休止したことも販売に影響する。燃費不正問題も逆風だ。改ざんが明らかになった三菱自動車の軽自動車「eKワゴン」や同社が供給する日産自動車の「デイズ」などは4月20日から販売を停止。燃費試験で不正があったスズキは全車種の生産と販売を続けているが、5月の軽は前年同月を15.4%下回った。
 各社は新車投入で巻き返しを狙う。トヨタ自動車は今秋にプラグインハイブリッド車(PHV)の新型車を投入、日産自動車も今夏にミニバン「セレナ」の新モデルを出す予定だ。ただ例年、年後半は3月の年度末商戦が盛り上がる前半に比べて販売台数が少ない。17年4月に予定していた消費税率10%への引き上げは2年半の延期が決まり駆け込み需要も見込めない。
 国内市場の縮小で各社は国内生産台数の維持が課題となる。15年は927万8千台と2年ぶりの前年割れだった。生産を下支えする輸出は前年比2.5%増の457万8千台と3年ぶりに増えたが、各社は為替対策もあって新興国など需要が伸びる地域で生産する「地産地消」を進めている。国内生産を輸出で支えるには限界がある。
 自動車産業は裾野が広く、その生産動向は部品や素材など幅広い業種に影響が及ぶ。新車市場の縮小に歯止めがかからなければ、地域経済への影響が懸念される。

日経.jpg

第二十七条  すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
○2  賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
○3  児童は、これを酷使してはならない。

Article 27. All people shall have the right and the obligation to work.
Standards for wages, hours, rest and other working conditions shall be fixed by law.
Children shall not be exploited.


某所で「教育」なるものを強制的に受けさせられたときに、勤労の重要性を説かれた。そこで「それは認めるのですが、勤労は義務である前に権利であると規定されています。この権利を行使する場所を提供できていないのは行政の怠慢では?」。そうすると、
「勤労の権利?それならば私も一流企業の社長になってたくさんの報酬をもらうぞ」
「……」。

某所とは実は刑務所であり、教育に当たっていたのは教育の専門家ではなく、単に手の空いていた刑務官。高卒でなれる職業。憲法遵守義務どころか、憲法そのものを知らんらしかった。

挙げ句、「キミの考え方は偏っていて間違っている」と。

ムカついたので、便箋七枚(刑務所から発信できる封筒に入れられる上限)一杯に「テイラー展開を用いたオイラーの公式の証明」を認めた。「外国語や暗号を使ってはならない」という規則はあったが、数式は暗号ではない。数式がだめなのならば、金銭に関するやり取りがすべて不可能になる。「毎月幾らずつ、何年に渡って支払う」ということが書けなくなることを意味する。

簡単な微分と階乗を用いるだけで、テイラー展開は表現できる。1*2*3*4*5*6*7*....は決して難しい数式ではない。
またsin180°は [-1] であり、cos90°は [+1] である。これらは証明でも何でもなく、単なる三角関数の常識である。

「(元の関数を)4回微分すれば元の数値に戻る」こんな便利なものはない。随所で三角関数が用いられる理由である。複素関数の特異点を使った計算をしているワケではない。理解できない検閲官が悪い。九九の一覧表を「暗号」と判断するワケでもあるまい。

最低、4年

  • 2016.06.16 Thursday
  • 18:33
Webで見つけた英単語の羅列:
I realized that it can not live alone. Also wishes well When you are satisfied.Bass guitarist. I respect Paul McCartney.ride motorcycle.

小生に英作文の添削ができるほどの力があるワケではないが、仮に通信添削でこのようなものが送られてきたら添削者はお手上げだろう。

さて。


朝日新聞デジタルより:
清原和博被告の有罪判決が確定 覚醒剤使用、控訴せず
2016年6月15日12時23分

 覚醒剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手・清原和博被告(48)を懲役2年6カ月執行猶予4年とした東京地裁判決が確定した。控訴期限の14日までに、検察側、弁護側の双方が控訴しなかった。
 判決によると、清原被告は昨年9月に群馬県太田市内のホテルで覚醒剤約1・2グラムを8万円で譲り受けたほか、今年2月に東京都港区のホテルで覚醒剤を使用し、同区の自宅で覚醒剤約0・2グラムを所持した。


覚醒剤の初犯で2年6月猶予4年というのは、かなり重い。酒や煙草でも、相当な数の人がやめられずに苦しんでいる。それよりも遥かに依存性が強いとされるものを、4年間やめられるのか。「自分の部屋でこっそりやれば」と考えてしまうのは自然だし、遅くとも引退した頃から始めたとされているので常習性も高い。本人がやめようと努力して周りも協力したとしても、売人は近づいてくる。法廷で口を割らなかったので、売りやすい。新たな顧客を開拓するよりも、安全で確実。

執行猶予期間中に捕まると3年くらいの実刑となり、猶予の2年6月を併せて5年くらい収監されることになる。
さっき酒と煙草を例に出したが、女性ならスイーツもある。そういうものを4年間もやめられるかと考えると、非常に厳しいことが想像できる。4年間を乗り越えたとしても、再犯の定義は判決が確定してから5年である。4年を超えると前刑が加重されることはないが、5年以内なら再犯として重く扱われる。

……、キツいやろなぁ。

I am not sure.

  • 2016.06.13 Monday
  • 17:28
小生の履物、「全部」:
サンダル.jpg

下駄は滅多に使わない。サンダルはDUNLOPのもので色違い。これ
梅田まで出るときでもこれで行っている。以前はドラッグストアで売られている千円未満のものを使っていたのだが、数ヶ月でダメになることが多く、2,990円のこれに落ち着いた。


さて。

毎日新聞の少し前の人生相談に、次のような質問と回答があった:
イヤリングが気になります。なぜ付けるの=回答者・光浦靖子

 女性のイヤリングが気になります。テレビ出演しているほとんどの女性、相当高齢の女性までもがイヤリングを付けています。化粧はよしとしても、耳の下まである大きなブラブラしたイヤリングは邪魔ではないでしょうか。料理番組でもそうしているのを見て、料理に落ちそうで違和感を覚えるのは、私一人でしょうか。女性は何のために、どうしてイヤリングを付けるのですか。(82歳・男性)

 ざっくり言いますと、女性は美しく見られたいがためだと思います。私もピアスを付けていますが、自分が少しでも可愛く見られたく、オシャレだなと思われたく付けています。もちろん、自分が好きなモノを身につけることで気分があがる、自分のためにでもありますが、やっぱりファッションは人の目ありきのものだと思います。なので、あなたのご意見を聞いてびっくりしました。ああ、私の狙いは間違っていたのか?と。

 ちまたでは「男は元々狩猟をしていたから、動くモノに目が行く生き物で、揺れるイヤリング、ピアスをするとモテる」なんて説もあるくらいです。メーク術の一つに、耳たぶにチークを塗る、というのもあります。血色が良く健康的に見え、小さな柔らかそうな部位を引き立てることで可愛らしさが増し、これまた男性にモテると。ああ、信じきってた。

 食事の場で落ちるんじゃないかとヒヤヒヤするような大きなものを付けるのは、私もやり過ぎだと思います。ファッションはTPOが大切ですもんね。ここは認めます。でも、ピアスはいいんですが、イヤリングはけっこう痛いんですよ。ちょっと大きめの重みのあるものだと、耳たぶの痛みから頭痛に変わることすらあります。美しく見られるために、女性は我慢をしているのです。イヤリングを認めなくても、その気持ちと努力を少し可愛いなと思っていただけたら……どうでしょう?(タレント)


小生も光浦さんと同じく、イヤリングではなくピアスである。イヤリングは耳たぶが結構痛むのである。ピアスは開けてしまえば、それだけ。

「どうして?」と問われると返答に窮する。美しく見られたい?それだったらいつも同じ服で同じサンダルである筈がない。頬杖をついたときに無精髭があると落ち着かないのと同じように、耳たぶにやった指先が何にも触れなければ、やはり落ち着かない。しかし、これでは質問してきた人に対する答えにはならない。

どうしてかな?自分でもわからない。

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